普及が進むスマートフォン
iPhoneが2007年に米国で発売されてから2017年で10年が経過した
個人のスマートフォンの保有率の推移2をみると、2011年に14.6%であったものが、2016年には56.8%と5年間で4倍に上昇している
60歳から69歳までの人のネット利用率は75.7%、スマートフォンの保有率も33.4%と、およそ3人に1人がスマートフォンを使用
民間団体の調査では、スマホやタブレット端末などを使っている子供は、0歳で2割、1歳で4割、2歳以上では半数を超すという結果がでています
4歳と5歳がともに62.5%、6歳が74.2%となっており、3歳以上の子どもの保護者の6割以上がスマホ育児をしています
最近SNSで「スマホ認知症」が話題に
スマホ認知症って最近話題になってるけどなんでみんなそんな懐疑的なのかわからない。
実際自分はスマホ半依存的状態で一日中やった後だと異様に睡眠時間長くなるし、頭が痛重くて全くスッキリしない
情報量の多さで頭がまさにオーバーフローしてるのかも
怖いなぁ〜
少し前にTLを騒がせたスマホ認知症だけど、原因は情報過多で脳が疲れることで、それがエビデンスに基づいているかはさておき、今自分の掌の上にある鉄の塊が全世界の集合知であり自分の頭では処理しきれない程の高性能な物体だという事実を改めて突きつけられた気がしてトキメいちゃったんだよな。
そもそも認知症とは
かつては痴呆症といわれていた「認知症」とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりしたためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態のことを指します
認知症は病名ではなく、まだ病名が決まっていない“症候群”です。つまり医学的には、まだ診断が決められず、原因もはっきりしていない状態のことを表しています
厚生労働省の調査(2009年)によると、若年性認知症の患者数は4万人弱。40歳後半から60歳代前半の発症が多く、発症年齢の平均は約51歳。男性のほうが女性よりも多い
認知症を専門とするクリニック
最近、物忘れ外来を訪れる若者が増えているという。仕事に支障を来すほど脳機能が低下しているというのだ
認知症を専門とするクリニックでは、患者の30%が40代~50代、10%が20代~30代と認知症にならないような世代の受診がここ数年は増えているという
話題となったスマホ認知症とは?
「スマホ認知症」は正式な病名ではなく、奥村歩医師が多くの人にリスクを知ってもらうため、「スマホなどのIT機器に頼りすぎることで脳の機能を低下させてしまう病態」を指す言葉として使用しているものです
こうした働き盛りのもの忘れ症状は、認知症が原因ではなく、日々の仕事量や情報量の多さに脳の処理能力が落ちた「脳過労」によるそうだ
脳過労患者の多くが、スマホなどIT機器のヘビーユーザーで、処理能力を超えた情報をインプットしているという
スマホの登場で現代人は“情報入手”だけが多い状態になっている。気がつけば、脳は情報で“オーバーフロー”となり過労状態になるという