約10年の歴史に幕…「PS3」がついに出荷終了へ


■据え置き型ゲーム機の代表格「PS3」

ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアは、PS3の最新モデル「CECH-4300」の出荷を近日中に完了することを発表した。

SIEは「過去も含めハードゲーム機について『生産終了』とご案内したことはない。今回も同様です」と回答。

今のところPS3の新型モデルは発表されていないため、事実上の生産終了となる。

( 'ω')ふぁっこんな時にPS3生産終了!?

嘘だろ…PS3の時代が終わった

俺PS1と2の時代なんだが!!

■約10年に及ぶPS3の歴史

ゲーム機としてのみならず、PCとしても利用できるスーパーコンピューターとして設計され、4万9980円(税込)の価格で発売された。

初期型にはSACDの再生やPS2との互換性などを搭載

しかし、高額な価格がネックとなり、ゲームプラットフォームとしては苦戦を強いられた。

そこで2007年、PlayStation2用ソフトの実行機能などが削除され大幅なコスト削減が図られたモデルを投入。

その後も、PS2時代と同様に数年に1度、小型軽量化が図られた新モデルをリリース。

4世代目となる「CECH-4000」シリーズは、2012年9月19日に投入

今回生産終了が発表された、現行モデルの「CECH-4300」は、同シリーズの最終モデル(14年8月発売)。

初期モデルと比較で、本体重量は半分以下(5kg→2.1kg)、HDD容量は25倍(20GB→500GB)、価格は25,980円に。

2000年にリリースされ、世界累計販売台数が1億5500万台と世界で最も売れたPS2には及ばないものの、それでもこの数字。

うち日本が1024万台(2016年8月時点)

そんな歴史がついに幕を閉じる

■背景にあるのは「PS4」の好調な売上

現在PS4は年2000万台の勢いで売れており、発売から3年たらずでの5000万台突破は、歴代のPSの中で最速ペース。

関係者「プレイステーション4にバトンタッチをする」

爆発的に売れている理由は…

2016年にはGPUの強化で更なる高画質となった上位版「PS4 Pro」と、小型軽量化した「新型PS4」の2機種を投入。