◆日本でも一大ブームとなった『冬のソナタ』
韓国KBSで2002年に放送されたドラマ「冬のソナタ」。日本ではNHKが2003年、BSで放送して大反響を呼び、翌年には総合テレビでも放送した。これをきっかけに日本での韓流ブームに火がついた。
「冬のソナタ」で大ブレイクし、日本に一大韓流ブームを巻き起こしたヨン様。2004年11月に写真集のプロモーションで来日したときは、成田空港に3,500人もの家族(ファン)が詰め掛けました。
ペ・ヨンジュンと崔志宇(チェ・ジウ)主演のKBS(韓国放送公社)ドラマ『冬のソナタ』でロケ地となった竜坪リゾートを訪問した日本人観光客が、昨年比で約30倍増加するものと予想されている。
2004年の記事
◆ユン・ソクホ監督は「四季シリーズ」による韓流ブームの立役者
『秋の童話』(2000)
「四季シリーズ」の第一弾。ウォンビンがブレイクし、日本では「韓流四天王」の一人に数えられた。
韓ドラを極めるにはユン・ソクホ監督の四季シリーズは避けて通れない。
冬のソナタを作ったのはユン・ソクホ監督で、四季シリーズとして冬のソナタのほか、春のワルツ、夏の香り、秋の童話の4作品が有名だ。
韓国ドラマ「秋の童話」は、俳優ソン・スンホンやウォン・ビン、女優ソン・ヘギョらが出演した純愛ストーリー。同作を含む「四季シリーズ」は、アジア中で韓流ブームを生むきっかけとなった。
◆その監督がなんと日本で初めての映画を制作
ゆうばりファンタスティック映画祭2017
「心に吹く風」
右からユン・ソクホ監督、主演の真田麻垂美さん。
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TVドラマ「冬のソナタ」を手掛けたユン・ソクホ監督の劇場映画デビュー作「心に吹く風」。
韓国ドラマ界の巨匠ユン・ソクホ監督が、自らオリジナル脚本を執筆。春の北海道富良野・美瑛を舞台に、高校時代の初恋の相手と20年ぶりに再会した男女の3日間を描いたラブストーリーだ。
ユン・ソクホ監督と同じく名曲を作ったイ・ジスのコンビが再びタッグを組み、初の劇場映画に挑戦。
『冬のソナタ』挿入曲(「初めて」「今でも」)
◆気になるストーリーは
映像作家の主人公・リョウスケが偶然訪れた富良野で、現在は結婚して子供を持つ初恋の相手・春香と20年ぶりに再会。
春香をずっと想い続けていたリョウスケは、ビデオ撮影に春香を誘い、春香も戸惑いつつ同行するが、忘れかけていた初恋の想いを蘇らせていく。
◆名作『月とキャベツ』の真田麻垂美が16年ぶりに復帰
『月とキャベツ』(1996)
ミュージシャン・山崎まさよし主演作品。主題歌で山崎が歌った「One more time, One more chance」は、後に新海誠監督が『秒速5センチメートル』で使用。平成8年度、文化庁優秀映画作品賞を受賞。
「愚行録」やドラマ「僕だけがいない街」の眞島秀和と、今作が16年ぶりの映画復帰作となる「眠る男」「月とキャベツ」の真田麻垂美が主演を務める。
映画『月とキャベツ』のヒバナ役で注目を集めた真田麻垂美。
役づくりのために10キロ体重を増量したという。
◆ポスターと予告編も公開 『冬ソナ』を彷彿とさせる
『冬ソナ』監督の初映画『心に吹く風』 真田麻垂美が16年ぶり映画復帰 cinra.net/news/20170317-… pic.twitter.com/ajUJ0dGt6e
「心に吹く風」の予告編が解禁。あわせてポスタービジュアルも公開された。
公開されたポスタービジュアルには、「忘れられない初恋がよみがえる……」のコピーと共に、切ない面持ちで佇む眞島と真田の姿が収められている。