●増えつつある「若者の自殺率」
人口動態統計の調査結果により、10代前半の自殺率が約100年ぶりの高水準になっていたことがわかりました。
2000年ごろから増加を始め、最新の2018年の統計(月報年計・概数)では、10代前半の自殺率は1.9人。高水準だった100年前の水準を上回っていました。
若年層の自殺死亡率(10万人あたりの年間自殺者数)がなかなか低下しない。
●そんな中、WHOが映画やテレビ番組制作者向けに「自殺予防の指針」を策定
世界的にも問題となっている若者の自殺を少しでも食い止めようと、世界保健機関(WHO)は昨年秋、映画やテレビ番組の制作者向けに初めて、「自殺予防の指針」を策定
指針には「自殺の描写を避ける」など12項目が盛り込まれたが、映画界からは「『表現の自由』が阻害されるおそれがある」との声も上がっている。
・Netflixではドラマ『13の理由』シーズン1最終話の自殺シーンをカット
医療専門家の助言を受けての決定
Netflix「13の理由」 2年越しに自殺シーン削除を決定 nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/19… @itm_nlabから pic.twitter.com/8whkVXuvi4
Netflixがドラマ『13の理由(13 Reasons Why)』シーズン1最終話において、物議を醸した自殺シーンをカット
・配信当初は、血だらけになるシーンが細かく描写されていた
配信当初は、主人公ハンナ・ベイカー(キャサリン・ラングフォード)がかみそりで手首を切り、血だらけになるシーンが細かく描写されていたが、
新しい編集ではカットされ、彼女の母親が娘の変わり果てた姿を発見するシーンに飛んでいる。
・公開後、米国では10代の自殺が急増したという
公開後、米国では10代の自殺が急増したという調査報告書が公表された。
米児童青年精神医学会(AACAP)の雑誌に掲載された報告書によると、ドラマ公開後、9か月間に自殺した10~17歳は195人に上り、平時よりも約3割増加
●ネットでは、このニュースに様々な声が上がっている
自殺シーンを止めれば自殺は無くなるのか?
暴力シーンを止めれば暴力は無くなるのか?
戦争シーンを止めれば戦争は無くなるのか?
そんなわけないだろ。
映画は映画の世界、現実は現実の世界っていう区別していいと思う。 https://t.co/ZFqPLpx2Ht
・一方でこんな声も‥