■突如、降ってわいたポビドンヨード問題
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Osaka Mayor Hirofumi Yoshimura attends a news conference at The Foreign Correspondents’ Club of Japan on February 20, 2019, Tokyo, Japan. (Photo by Motoo Naka/AFLO) by 写真:Motoo Naka/アフロ
5日の定例会見で大阪府の吉村知事は、4日に開いた「ウソみたいな本当の話」会見で誤解があると切り出しました
新型コロナウイルス感染拡大防止策として、吉村洋文大阪府知事らが会見で使用を推奨した「ポビドンヨードうがい薬」
「ポビドンヨードうがい薬、売り切れました」2020年8月4日18時、私が近所の薬局を通りかかったときに見かけた表示
■買い占めが起きるなど大騒ぎに
「免疫力をアップさせてコロナに効くらしい」と、品薄になった納豆に続いて、今度は「うがい薬」が店頭から消えてしまった
うがい薬2本の出品に対して入札が749件、価格がメーカー希望小売価格(1本当たり)から約390倍の100万円以上になっている商品が
8月4日~5日18時までの間で,「ポビドンヨード,イソジン,府知事」など関連する単語を含むツイートを1,474,840件集めました
■転売も相次ぐ
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Mercari Inc. CEO Shintaro Yamada poses with his employees during a ceremony to mark the company’s debut on the Tokyo Stock Exchange in Tokyo, Japan, June 19, 2018. REUTERS/Kim Kyung-Hoon (Japan) by 写真:ロイター/アフロ
店頭で品切れとなり、インターネット上では高値で転売される事態が起きている
ヤフオク、メルペイ等のネットオークションやネットフリマでは、医薬品の出品は禁止されている。だからこそ、転売の主軸はポピドンヨードを含まない指定医薬部外品になっている
山田CEOは「コロナ禍での、ある種社会的な現象の一部にメルカリがある。一定のルールをもってやっているが、今の社会の要請で対応を変えなくてはいけないこともあるだろう」との見解を示した
■この騒動で困っているのが「歯科医」だ
大阪府内の歯科医師ら約4200人で構成する府歯科保険医協会(小澤力理事長)は6日、新型コロナウイルスの感染対策として、吉村洋文知事が消毒効果のある「ポビドンヨード」を含むうがい薬の使用を府民に呼びかけたことへの抗議文を発表
「瞬く間にうがい薬が市場から消え、最も多く使用している歯科医療機関でさえ手に入らなくなっている」
保険医協会は「あまりにも無責任な発言」、歯科保険医協会は「医療機関と府民を混乱に陥れた」と吉村知事の対応を強く批判
■そして一般の方々も困っている
「コロナ禍以前からヨード系のうがい薬を使っている俺にとっては こんな発表されたら品物がなくなっちゃうので本当に困る」と“うがい薬パニック”に困惑
今回、うがい薬が急激に注目を集め、買い占めが起きているせいで「買えない」と困惑しているツイッターユーザーも見られた
「このタイミングで買ったら完全に勘違いされそう」と人目を気にして遠慮せざるを得ない、品切れで買えない、などの余波を受けている
■ネット上にもこんな声が
リトミックの先生がいつも使ってるイソジンなくて困ってたんだけど、そのとき私はニュース知らなくて「また誰かがデマ流したん笑(いや先生はかわいそうだけど)」と思ってたら府知事が会見で言ってたんですね……
今こう言うこといったらどうなるか予想つきそうなもんだけど
いつも使ってるイソジンが無くなりそうで、買わなくちゃと思ったその日に、あの馬鹿な発言。そのせいで品切れだわ。
もし、あっても乗せられて買いにきたみたいになるから買えないよ!家には必需品なのに… https://t.co/TDUwhB1Z8E
イソジンフィーバーで、わたしがいつも使ってるイソジンとは全く別物のうがい薬まで完売してる…
水だけでうがいしても別にいいのだが、なんかとばっちり受けた感が…