ついに受注開始。今年は”スカイカー元年”になるかも


■水上バイク?また新たな”空飛ぶ車”が登場した

グーグルの共同創業者、ラリー・ペイジ氏が支援するベンチャー企業『キティホーク』は24日、”空飛ぶ車”の試作品を公開した。

動力は電力で、床の部分に取り付けられた8つのプロペラを電動で回転させて浮上し、バイクのようにまたがって操縦。

重量は約100キロで最高速度は時速40キロ程度。4.5メートルの高さでホバリングも可能。

「超軽量飛行機」に分類されるため、操縦にライセンスは不要だが、安全上の理由により水上などでの利用に限られている。

公開しているのは試作品で、年内にも製品版を米国内で発売する計画(価格は未定)という。

■現在、世界各地で進められている”空飛ぶ車”の開発

次世代の乗り物として注目されている”空飛ぶ車”は、複数の企業が開発を進めている。

■その先駆けともいえるのがコチラの車

2014年には「AeroMobil 3.0」のテスト飛行の様子が公開され、世界中で話題に

早くから飛行テストに成功し、航空免許で操縦できるようにFAAの認可を取得するなど、最も実用化が近い現実的な「空飛ぶ車」として注目を集めていた。

■誕生から約27年…ついに先行受注がスタートした!

今月20日からモナコで開催されたモーターショーにて、エアロモービルの市販仕様モデル「AeroMobil 4.0」を発表。

2人乗りで、ボディは鋼鉄製のフレームとカーボンファイバーでできており、徹底した軽量化を実現。

動力は2.0ℓ水平対向4気筒ガソリン・ターボエンジンで、機体後部のプロペラを回転させて飛行し、地上では電気モーターで走行。

陸上に於ける移動距離は700km、最高速度は160km/h、空に於ける航続距離は750km、巡航速度は259km/h。

飛行モードから路上走行モードなどの相互環境に適合するために要する時間は3分以下。

離陸に最低限必要とされる滑走距離は397mで、乗員や荷物等を含む積載荷重は最大240kg。

法律規制を自動車としても航空機としてもクリアした仕様となっており、欧州ではすぐにでも実用可能。

1200万~1500万ユーロ(約1億4000万~8000万円)が基本価格で、仕様変更の希望は金額次第で可能。