顏のたるみの原因にも!?猫背が顏に与える悪影響とは?


この記事は私がまとめました

猫背な人が実際よりも拭けて見えるのは顔にも悪影響を及ぼしているからなのでしょう。

egawomsieteさん

■猫背が顏のたるみを引き起こすわけ

猫背は、背中や腰、お腹の力を抜いている状態です。
筋肉は使わなければどんどん衰えていってしまうため、猫背が習慣化することで腹筋や背筋が退化してしまいます。
すると、本来ならば筋肉によって支えられるはずの骨が歪み、リンパや血液の流れが悪くなってしまうのです。

リンパや血液の流れが悪くなれば、皮膚の下に滞った老廃物が皮下脂肪として蓄積され、肥大化していってしまいます。
肥大化した皮下脂肪を支えられなくなると、たるみとして顔に現れてしまうのです。

背中が丸くなりあごが突き出た姿勢は、体の歪みだけでなく顔、特に頬に下方向への力を加え続けるために「たるみ」を加速させる原因になっています。

そして恐ろしいのが、悪い姿勢が習慣化してしまうことです。

・肌を下に引っ張りっているもの

猫背の姿勢を続けることは、重力よりずっと大きな力で肌を下へ引っ張り続けているようなもの。これが頬やフェイスラインのたるみを悪化させる大きな原因となるのです。

■猫背で顔のたるみが生じるメカニズム

猫背になると、背骨が曲がりアゴを突き出した姿勢に。

アゴを突き出した姿勢というのは、首から背中へとつながる筋肉「僧帽筋」が常に縮んだ状態になり、僧帽筋の上にある「後頭筋」や「帽状腱膜」が後頭部に向かって引っ張られます。

結果として、首の前面は引っ張る力、首の後面は縮む力がかかり続けることになり、首につながる顔の筋肉群が下へ引っ張られます。首は凝り、顔の皮膚は常に引っ張られた状態に。

この引っ張る負荷が続くと、下に向かって皮膚が伸ばされ、顔の下半分がたるんでしまうのです。

また、口元の締まりがなくなり気を抜くと口がうっすら開いている、なんてことも。猫背は顔のたるみと筋肉の凝り、両方の原因になってしまうのです。

■姿勢が悪いとなぜ頬のたるみにつながるの?

体には負担のかかる姿勢であるのが猫背、楽だと思っていても体にとっては悪影響が大きいわけです。

・顔の重さが重心に乗らない

人は姿勢を正したときに、重心が背骨の真ん中を通るようになっています。
しかし、猫背などの悪い姿勢では、背骨が曲がり、顔が前方につき出た状態になるために、顔の重さが重心に乗りません。
重さを背骨に支えてもらえなくなった顔の筋肉は重力に従って、下へ垂れるようになります。

・僧帽筋が衰える

顔や首の筋肉は、すべて体の筋肉とつながっています。
中でも、肩甲骨を動かす僧帽筋は、顔全体を引き上げる役目を果たしています。
背中を丸めたような楽な姿勢は、本来姿勢を支えるはずの筋肉が緩んだ状態です。
使われない筋肉は次第に衰えていくので、頬がたるむ原因となります。

■猫背の改善方法は?

顔のたるみの改善のためにコラーゲンを摂取することなどを心掛けていても、姿勢の影響で顔に下方向の力が加わり続けているのでは台無しです。
猫背の姿勢を取りやすい方は、まずは猫背を直すことが顔のたるみの予防や改善につながります。

・正しい座り方を意識する

デスクワーク時など、座っている時は最も猫背の姿勢が出やすいものです。正しい座り方を意識しましょう。足の裏をしっかりと床につけて、足首とひざは直角になるように。骨盤をしっかりと立て、お尻の骨に体重を乗せるイメージで座ることで正しい姿勢を保ちやすくなります。

・歩くときは「みぞおち」を意識して

脚を動かす筋肉はみぞおちのあたりにあります。歩く時は、みぞおちから脚が生えているイメージで歩くようにすると、筋肉をバランス良く使うことができて自然と姿勢が良くなります。

・頬のたるみに効果的! 「あいう」体操

頬のたるみに直接働きかけるには、表情筋のトレーニングがもっとも効果的です。
口をできるだけ大きく開け、「あー」「いー」「うー」と筋肉を意識しながら10秒ずつ発声をしていきましょう。
家事などの合間に手軽にできるので、ぜひ試してくださいね。

・猫背リセットストレッチ

四つん這いの状態でお腹を思い切り引き上げ、背中をぐっと丸めます。

次に背中を落として反らし、肩甲骨も一緒に落とします。

入浴後など、体がほぐれている時に行いましょう。毎日続けることで内向きに丸まった肩を広げて、正しい姿勢を体に覚えさせることができます。