千葉県野田市で小学４年生の栗原心愛さん（10）が虐待を受けた後に死亡し、父親の栗原勇一郎容疑者（41）が逮捕された事件

発表によると、栗原容疑者は２４日午前１０時頃から午後１１時２０分頃、自宅で心愛さんに服の上からシャワーで冷水を浴びせたり、

首付近をわしづかみにしたりしてけがを負わせた疑い。

おととし、女子児童が「父親にいじめられている」と記した学校のアンケートのコピーを、

教育委員会が父親に手渡していたことがわかりました。

容疑者は一時保護解除後の一八年一月十二日、心愛さんの母（３１）と共に学校を訪れ、「暴力はしていない」「訴訟を起こす」などと抗議。

学校側が回答内容を口頭で伝えると「実物を見せろ」と要求した。

野田市教委は取材に、心愛さんが児相に一時保護されたことに対し、容疑者から学校側に激しい抗議があり、それを抑えるために手渡したと説明。

「配慮を著しく欠いていた」と陳謝した。

野田市教育委員会は３１日に記者会見し、アンケートの記述内容を公開。

心愛さんが2017年11月の学校アンケートに「お父さんにぼう力を受けています。先生、どうにかできませんか」

容疑者から「夜中に起こされたり、起きているときにけられたりたたかれたりされています」と書いていた。

また、市は一時保護の後、栗原容疑者が小学校の校長に対し、今後、

心愛さんを保護する際にはすぐに父親に情報を開示することなどを約束させる「念書」を書かせていたことも明らかにした。