日本には『レンタル家族』サービスがある
「結婚式などで数合わせの親戚が欲しい」「家に誰もいない寂しさを紛らわせたい」など、いろいろな事情で「家族」を求める人の要望に応じる「レンタル家族」は日本発祥のサービスです。
冠婚葬祭などで、本人とは血縁もゆかりもない人を家族として派遣するサービスで、実際に日本国内で事業化されている。
家族をレンタルする事情は、「急遽、家族役が必要になった」「本当の親には会わせられない」「両親がいない」など様々で、
背景には、家族との関係の希薄化、一人世帯増加による個人の孤立化、離婚増加による家族関係の変化などがある。
サービス料金はいくら？
レンタルの価格は代行する内容にもよるが、半日（4時間以内）で2万円～、一日で（8時間以内）3万5000円～とのこと。1日程度なら、多くても5万円程度で済むことが多いようだ。
これは2015年ごろの「ハートプロジェクト」社の価格とサービス。
レンタル家族の依頼中の諸経費、つまり食費や交通費などは、依頼者持ちが前提だ。
結婚式を疑似で挙げる場合、式の諸費用は依頼者の負担になる。
レンタル両親やレンタル恋人などを第三者に会わせる場合、家族らしさ、恋人らしさを出すべく話し合うのだという。ちなみに料金はこの打ち合わせの時間から発生する。
「会社などで大きなミスをしてしまって、親と一緒に謝りにいかなければならない、といった場合ですね。謝罪に同行する父親、母親をレンタルしたいという依頼があります」
ハートプロジェクト代表の市ノ川竜一さんが説明している。
トラブルもあるという
レンタル家族サービス「ファミリーロマンス」を創業したのが石井裕一さんが明かした。
「レンタル夫」の事例だと、継続的に利用するクライアントのうち、最終的に3～4割の人がレンタル夫に求婚してくるそうです。
こうして依存性がみられた場合は、次第に会う回数を減らし、それでもダメなら強制的に契約を打ち切ることになるとのこと。
4月28日放送の『ワイドナショー』で特集した
ネットでも様々な声
レンタル家族ってだいぶ昔からあるよね。結婚式で親族いない人が利用したりするの聞いた事ある。うちの身内の結婚式は新婦側が親族全然いないから、レンタル家族こそ用意しなかったものの、全然身内じゃないバイト先の店長とかが親族の集合写真に収まってたな。 #ワイドナショー
結婚式のレンタル家族、見栄だなんだと非難する人もいるだろうけど、片側の席は親族いっぱい賑やか、片側はがらーんとして静か、ってのは辛いし切ないものです。
レンタル家族…気持ち悪い、本当の家族を作れって言う人達は自覚は問わず凄く幸せなんだろう。ペットを飼う事や子供が人形に疑似人格与えて大切にする事や、友達と遊ぶ事も自覚は問わず全て同じ「家族」を渇望する故の代償行為だと思う。寂しさを一時的に埋められるだけで精神的にかなり回復するはず。
