○小池百合子都知事が発案した「クールビズ」
クールビズは、温室効果ガス削減へ、当時環境相だった小池百合子都知事が発案。
○「クールビズ室温28度」室温設定の見直しが議論になった
11日に官邸で開かれた副大臣会議で、夏の軽装政策「クールビズ」をめぐり、冷房使用時の室温設定の見直しが議論になった。
クールビズを推進する環境省の関芳弘副大臣が、「28度は不快な温度との声があった」として、対応を検討する意向を表明。
出席者によると、盛山正仁法務副大臣が「(クールビズの)温度設定について、働きやすさの観点から科学的に検討してはどうか」と、二八度の設定に異論を唱えた。
○「クールビズ」の設定温度について根拠を説明
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Japan’s Environment Minister Koichi Yamamoto speaks at a news conference at Prime Minister Shinzo Abe’s official residence in Tokyo, Japan, August 3, 2016. REUTERS/Kim Kyung-Hoon (Japan) by 写真:ロイター/アフロ
山本公一環境相は12日の閣議後の記者会見で、地球温暖化防止のため職場で軽装を促す「クールビズ」の設定温度について「(室温)28度には根拠がある」と述べた。
導入時に環境省の担当課長だった盛山正仁法務副大臣が「何となく28度という目安でスタートした」と発言したが否定した形だ。
設定温度について「28度には根拠がある。(クールビズを始めた2005年)当時のオフィスの室温が平均26度で、ネクタイを外せば体感温度は2度違うことを含め数字が出た」と述べた。
○研究結果を基にしていると説明
クールビズを始めた当時のオフィスの室温が平均26度で、ネクタイの有無で体感温度が2度変わるとの研究結果を基にしていると説明。
その上で、「ああいう会合に出ている方にはぜひ、(クールビズを)意識してもらいたい」とくぎを刺した。
○菅義偉官房長官もコメント
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Japan’s Chief Cabinet Secretary Yoshihide Suga attends a Thomson Reuters Newsmaker event in Tokyo, Japan August 30, 2016. REUTERS/Kim Kyung-Hoon (Japan) by 写真:ロイター/アフロ
菅義偉(すがよしひで)官房長官は記者会見で「皆さんが過ごしやすい温度でいいのではないか」と述べ、温度設定は柔軟に対応するのが望ましいとの考えを示した。
関氏も国会答弁では「職場環境や働く人の体調に応じて、適切に対応してほしいとの趣旨だった」と述べ、28度を直ちに見直す考えは否定した。
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