■Googleがソーシャルサービスをひっそりと終了
Googleは、2016年5月に立ち上げたソーシャルサービス「Google Spaces」を4月17日に終了するとヘルプページでひっそりと発表
2016年5月16日のサービス開始から、ちょうど11カ月でその幕を閉じることになりました
ユーザー数の増加が見込めなかったのか、サービス開始から 1 年も経たずに終了となります
■サービス終了となった「Google Spaces」ってどんなサービスだったの?
Spacesは、少人数のグループで特定のトピックについての情報をシェアするサービス
「Google+」的なUIを持っており、動画やコメント、ウェブのURLなどを貼り付けられる
「〇〇の部屋」とか「△月〇日BBQ」といった名前でスペースを作って、招待したい人にスペースのURLを送ると招待できる
■Googleはこれまでにも数々のソーシャルサービスで失敗を繰り返してきた
あらゆる分野、業界を支配してきたGoogleだが、一つだけ明確に失敗したと揶揄される分野がある、それがSNS
Googleはこれまでも幾つかソーシャルサービスを立ち上げているが、なかなか軌道に乗らない
GoogleはSNSやコミュニケーション色の強いサービスを苦手としていると言われています
■大きなプロモーションを打った「Google+」もいまいちパッとせず
グーグルが運営するSNSであるグーグルプラスは、LINEやツイッター、フェイスブックなどに比べると存在感が薄い
これだけ大きな企業であるGoogleが大々的にプロモーションし、活用を促しているにも関わらずなかなか思ったようにユーザー数は伸びません
GmailなどGoogleのアプリ群にログインするためにGoogle+を使う人はいても、人とコミュニケーションを取るためのSNSとして活用している人は少ない
■これまでに多くのSNSを閉鎖してきた
Orkutは、Facebookとほぼ同時期に公開された、招待制で実名主義のSNS
Googleが初めてソーシャルネットワークの分野に進出したサービスで、ブラジルやインドなどで多くの利用者を集めていた
2011年3月時点では、ブラジルにおけるOrkutユーザーは3270万人でFacebookの3倍だったが、半年後にはFacebookに追い越された
サービス終了の理由を、「Google+」「YouTube」など新たなSNSが「Orkut」を上回ったためとしている
Google Waveは「電子メールにかわるコミュニケーションツール」になるかもしれないと期待されたサービス
2009年5月28日に開催された開発者向けのカンファレンス「Google I/O 2009」で発表された