ブレサリアンとは?
野菜を中心とした食事する人々をベジタリアン、徹底して野菜だけを食べる人々をヴィーガンと呼ぶが、更にその上を行くのが、「ブレザリアン」だろう。
ブレザリアンは、水以外口にせず一般的な食事はほとんどしないという。ブレザリアンは「ブレス(呼吸)」だけで生きる人という意味だ。究極のブレサリアンは水すらもとらないという。
断食は3日間など、ある一定期間水分だけで過ごすことをいいますが、ブレサリアンの場合は数日単位ではなく、年単位で固形物を一切とりません。
ブレサリアンは固形物も水分も摂らないのに対し、リキッダリアンは液体のみを摂取して生活しています。
ブレサリアンというのは「気」食主義者(breath=呼吸)のことのよう。ベジタリアンが「菜」食主義者(vegetable=野菜)と呼ばれるのと同じ理屈。
「気を食べる」という表現は、どうもしっくりと来ない・・・吸収してエネルギーに変換してるとは思うけど、「食べる」というイメージではない。「エネルギー変換」みたいな感じ?イメージは出来るので、そのように訓練すれば出来ないことはなさそう・・・
仙人も似たような生活をしている
「霞を食う」という表現は、「俗世間を超越して生きる」という意味があります。仙人が霞を食って生きていると信じられていたそうです。
霞というのは、「空気中に浮かんでいるさまざまな細かい粒子のため、遠くがはっきり見えない現象」だそうです。水蒸気だけでなく「さまざまな細かい粒子」によっても光の進行が妨げられるのかな。たとえばPM2.5でも霞は生じるのかな。単なるスモッグかもしれませんね。
ブレサリアンは実在するの?
ジャスムヒーン(Jasmuheen, Ellen Greve、1957年生まれ)は、オーストラリアに拠点をもつ、プラーナ栄養者(固形食を摂取しない)、不食者(ブレサリアン、Inedia)を自称する人物。1990年代、世界的にプラーナ、太陽光栄養の実践者として活動。著作、講演録等をウェブサイトで販売している。
プラーナで生きる「不食」を、世界に知らしめた第一人者です。
光を栄養源にしているという彼女は、1992年から母国を拠点に不食のためのセミナーやワークショップを開催している。「食べても食べなくても良いが、食べるという行為から自由になる事が重要だ」というのが彼女の主張だ。
ジャスムヒーンにとって「食」とは基本的に社交のための行為であるが、味覚を楽しむこと自体は否定しておらず、彼女自身もコーヒーを飲んだりスイーツを食べるなどし、1日に300kcal程度の食事は摂っている。
長年の活動が認められ、ジャスムヒーンは2000年にイグ・ノーベル文学賞を受賞した。現在、彼女は公式サイトを通して、“人類の霊的成長のための”情報やスピリチュアル・メッセージを発信しており、世界中に多くの信奉者を持っている。また、何度か来日も果たしている。
日本人でもブレサリアンは実在する
秋山氏が不食となった直接的なきっかけは、2006年に、オーストラリアのプラーナ研究者、ジャスムヒーン氏のワークショップに参加したことだ。知人からパンフレットをもらったとき、ジャスムヒーン氏の笑顔にひかれ、参加してみたくなったという。
ワークショップでは、ジャスムヒーン氏の言葉ひとつひとつに深くうなずいた。感動で胸がいっぱいになり、食事をすることも忘れるほど。その感覚が継続し、5日間の開催期間中は、何も食べずに過ごした。
これを機に、秋山氏は徐々に食事の量と質を減らしていった。3回を2回に、2回を1回にし、1回ごとの量を減らすのと並行して、肉や乳製品を控える、玄米菜食ベースにする、野菜と果物中心、果物だけ、フルーツジュースだけと、段階的に質を変えていったのだ。
2年後の2008年、ジャスムヒーン氏が再来日。ワークショップに参加し、Oリングテストで自分の体にプラーナ摂取率を尋ねると、「100パーセント」という答えが返ってきた。その後も、ワークショップのたびにプラーナ摂取率を確認した。すると、2010年には100パーセント以上、2012年には200パーセント以上、2014年には500パーセント以上という結果となった
現在では、食べる・食べないにこだわらず、楽しく生活しているというが、そんな秋山氏は途方もなくエネルギッシュだ。睡眠時間は2時間もあれば十分、100メートル走をすれば10年前より好タイムで、マチュピチュやアマゾンへ行けば現地のガイドより速く歩く。
ブレサリアンが実在する根拠ってあるの?
アメリカ航空宇宙局(NASA)にブレサリアンの研究体として招かれたヒラ・ラタン・マネクという方がいます。当時66歳だった彼は、411日の間水と日光のみで生きていることがNASAで観察されました。