■12日、WHOが衝撃的な発表を行った
約11億人が「難聴のリスク」にさらされている
WHOによると、難聴のリスクがあるのは世界の12~35歳人口の約半数にあたる約11億人。
現在、約4億6600万人(3400万人の子どもを含む)が日常生活に支障をきたす難聴に悩まされているが、今後も増加するという。
■原因はスマートフォンやオーディオ機器の大音量での使用
スマートフォンや携帯音楽プレーヤーの普及で、イヤホンやヘッドホンを使って大音量で音楽を聴く人が増えたこと。
■大音量にさらされ続けると発症する「騒音性難聴」
難聴となる仕組み
耳の中には「蝸牛(かぎゅう)」と呼ばれる器官があり、空気の振動が蝸牛に到達すると電気信号に変換され、音として認識される。
大きな振動が加わり続けると、この蝸牛の中にある細胞や神経がダメージを受けてしまい、音が聞こえづらくなる。
治療法はなく、失った聴力は元には戻らない
難聴にも種類がいくつかあるが、「騒音性難聴」は5年以上、大きな音にさらされ続けて初めて発症し、少しずつ悪化する。
そのため自覚症状がなく、気付きにくい
騒音性難聴は現代の医学では治せず、悪化した場合は永遠に耳が聞こえ辛くなってしまう。
【報ステ】若者11億人に難聴の恐れ…WHOが警鐘(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?… @YahooNewsTopics ウォークマンなんざ昔からあるのに何を今更と思ったけどぞっとする記事だな、幸い今の工場はバッテリーフォークしかないので静かですバックブザーの音くらい。
難聴ってほんと、一度なったら今は治せない治らないと言われてるのに、徐々に進行すると慣れて気づかないとか(難聴で受診しても慣れるしかないって言われる)あるから、イヤホン、ヘッドホンの長時間使用は控えないといけない。
■予防と対策
大音量でテレビを見たり音楽を聴いたりせず、静かな場所で耳を休ませる時間を作ることが最も大事。
そして、音楽を聴く際には耳にかかる負担ができるだけ少ないイヤホンやヘッドフォンを選び、定期的に聴力検査を受けること。
■WHOなどは聴覚の安全を保つための新たな指針も発表
世界保健機関(WHO)と国際電気通信連合(ITU)は、音楽再生機器の製造と使用に関する拘束力のない国際基準を公表。
安全利用の目安は、大人で地下鉄の車内に相当する80デシベル、子どもで75デシベルを1週間に40時間まで。