戸田恵梨香がヒロインを務める2019年度後期NHK連続テレビ小説『スカーレット』（9月30日スタート）。

タイトルは、窯で燃える炎の色＝緋色（スカーレット）＝にちなみ、戸田は信楽焼の女性陶芸家・川原喜美子を演じる。

脚本は「夏子の酒」「妹よ」など多数のドラマを手掛けた水橋文美江(ふみえ)。

戸田が演じる川原喜美子は、高度経済成長時代に初の女性陶芸家となり、結婚・子育ても経験。波乱万丈の人生をおくる。

地元の信楽焼にふれて育ち、やがて男性ばかりの陶芸の世界に飛び込んで、女流陶芸家の草分けとして歩みはじめた彼女は、同業の夫と結婚ののち、自らの窯を持ち、独自の信楽焼を生み出そうと奮闘。また、2児の母となる一方で、愛情をこめて多くの弟子を育てていく。

特にモデルとなった人物はいないが、滋賀・信楽焼の女性陶芸家である神山清子さん（81）の手記がヒントになっているという。

北村一輝、富田靖子、桜庭ななみ、福田麻由子、佐藤隆太、大島優子、林遣都、財前直見、水野美紀、溝端淳平が出演することが発表された。

北村、桜庭、福田、佐藤、水野、溝端は“朝ドラ”初出演となる。

戸田は「ようやく家族に会えたなあという感じ。皆さんすごく顔濃いなあと。私、顔薄いなあと思いながら。体作りとか、陶芸のけいことかはもうやっているんですが、顔作りもやっていきたいと思います」と笑わせた。

ヒロインの川原喜美子（戸田）の父親・常治に北村一輝。

芸能界屈指の“濃い顔”の父親役。

戸田と北村は刑事ドラマ「ＳＰＥＣ」シリーズで、強烈なキャラを演じて共演したことも。戸田は「今までずっとアニキ、北村アニキって呼んでたのに、今度はパパって呼ばないと」と半分吹き出し。

喜美子の妹で川原家の次女・直子と三女・百合子役には、こちらも朝ドラ初挑戦となる桜庭ななみと福田麻由子。

桜庭さんは「朝ドラを見て元気をもらって、1日をはじめる人が多いと思っているのですが、私もその1人なので、今回こういう機会をいただけてすごくうれしいです」

福田さんは「台本を読んでいるだけでも幸せな気持ちになる作品で、とてもうれしくて、わくわくしております」

戸田とは同年齢で、プライベートでも仲良しだという大島優子が幼なじみ・照子役に。

「（収録中は）『戸田さんって呼んだ方がいい？』と聞いたら『恵梨香でいいんだよ』って言ってくれました」と、戸田とのエピソードも明かした。

大島は17年8月から昨年10月まで海外渡航のため芸能活動を一時休止し、今年1月から上演されていた舞台「罪と罰」で本格復帰したばかり。テレビドラマ復帰を同作で果たすことに、「テレビドラマの復帰作が朝ドラだなんて、とても光栄でぜいたく者です」と喜んだ。