長崎地方気象台は20日、「ソメイヨシノ」の開花を発表。

全国の気象台では今年最も早い開花の発表で、平年より4日早く、昨年より3日遅い開花宣言となった。

南から暖かい空気が流れ込んだ影響で、20日は東北から西日本の広い範囲で気温が上昇。

東京都心や鳥取市で22℃、青森市でも19℃など、平年より10℃前後気温が高く、各地で4月中旬～5月下旬並みの暖かさとなった。

21日～22日は、低気圧が発達しながら日本海を北東へ進む影響で全国的に春の嵐に。

23日～24日にかけては、上空1500ｍ付近で−6℃以下の寒気が関東付近まで南下する影響で、一時的に寒さが戻ってくる。

今後、天気が周期変化するのに伴って気温もアップダウンを繰り返すが、気温は各地で平年より高い予想。

桜のつぼみは例年より遅いペースで生長しているが、暖かい日が多くなるため、つぼみの生長は加速。

九州北部や中国・四国、関東南部は、来週にかけて開花ラッシュとなる見込み。

20日に熊本（熊本城）・福岡市、21日に佐賀（神野公園）・東京（靖国神社）・佐賀市・松山市・東京23区など。

人気の桜名所である上野恩賜公園（東京都）は22日、嵐山（京都府）は28日に開花の見通し。

西・東日本の早い所では、開花から1週間～10日程度で満開を迎え、4月上旬にかけてお花見を楽しめる見込み。

北海道は4月下旬に開花を迎え、北海道道南(五稜郭公園)ではGW中頃から満開の桜を楽しめそう。