■15日に発生した「ノートルダム大聖堂の火災」
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Smoke billows as fire engulfs the spire of Notre Dame Cathedral in Paris, France April 15, 2019. REUTERS/Benoit Tessier (France) by 写真:ロイター/アフロ
15日18時50分頃、フランス・パリにある「ノートルダム大聖堂」で大規模な火災が発生。
16日午前10時に鎮火が発表されたものの、「木材で骨格が作られていた屋根の3分の2」と「尖塔」が崩落した。
■ノートルダム大聖堂とは
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Notre Dame cathedral is pictured in Paris, France April 18, 2019. Michel Euler/Pool via Reuters (France) by 写真:代表撮影/ロイター/アフロ
1345年に完成したゴシック建築を代表する建物であり、セーヌ川に浮かぶシテ島にあるローマ・カトリック教会の大聖堂。
完成以降、パリの街と市民を見守ってきたシンボルであるとともに、年間約1300万人の観光客が訪れる人気観光地。
1991年にはユネスコの世界遺産にも登録されている
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FILE PHOTO: View of the north rose window (rosace) of Notre-Dame de Paris Cathedral in Paris October 18, 2012. REUTERS/Charles Platiau/File Photo (France) by 写真:ロイター/アフロ
色鮮やかな「バラ窓」と呼ばれるステンドグラス、8000本のパイプからなる巨大オルガンが有名。
このほかにも、絵画や彫像、キリスト教にとって重要な聖遺物などが多数保管されていた。
■被害の全容も明らかに
重要な文化財の多くは奇跡的に無事
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A view of the debris inside Notre-Dame de Paris in the aftermath of a fire that devastated the cathedral, during the visit of French Interior Minister Christophe Castaner (not pictured) in Paris, Fra… by 写真:代表撮影/ロイター/アフロ
寺院内部にあった重要な文化財は、救急隊員や教会関係者などによって運び出されたため多くが無事。
バラ窓やパイプオルガンにも奇跡的に損傷はなく、屋上で飼われていたミツバチも無事だったという。
Constatation des dégâts à l'intérieur… #NotreDame pic.twitter.com/D9MQut5kKg
■出火の原因について
捜査は難航中
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A view shows Notre-Dame Cathedral, a week after a massive fire devastated large parts of the gothic structure in Paris, France, April 23, 2019. REUTERS/Gonzalo Fuentes (France) by 写真:ロイター/アフロ
当時、大聖堂では改修工事が行われており、工事の過程で出火した可能性があると報道されている。
当局は現場の工事関係者から事情を聴くなどして出火原因を調べているが、大聖堂内は損傷が激しく、捜査は難航する見通し。
■原因として挙げられているもの
電気系統のショート?
当時、改修作業に使うための足場が組まれて簡易エレベーターが3基設置されており、そのうち2基が稼働。
捜査当局は、この簡易エレベーターが最も疑わしい部分とみており、電気回路に過負荷がかかって出火した可能性があるという。
たばこの不始末?