■時代劇は古臭い?
時代劇というものが、若い世代には受け入れにくいのだろうか。そこで読者に「時代劇のイメージを教えてください」と尋ねてみたところ、やはり次のような否定的な声も少なくなかった。
・「話が難しい」(33歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「型通りの展開、決まり文句ばかり」(29歳女性/情報・IT/専門職)
・「登場人物が多く覚えにくい」(50歳以上男性/電機/技術職)
・「古くさい」(25歳男性/医薬品・化粧品/技術職)
2014年のマイナビアンケート
近年は殺陣のない時代劇など、新しい時代劇が増えています
“殺陣のない時代劇”が人気だ。阿部サダヲ主演の『殿、利息でござる!』が、すでに興収10億円を超え、13億円前後まで数字を伸ばしそうだ。
スペクタクル風、歴史劇風時代劇は、今も廃れてはいない。ヒットのスケールは、こちらのほうが圧倒的だとも言える。
■古いなんてとんでもない!!
不死身の剣士・万次が両親を亡くした少女・凜の用心棒となり、戦いに身を投じるさまを描く。
■その他にもこんな作品がおすすめ
●信長協奏曲
勉強が苦手な高校生のサブローは、ひょんなことから戦国時代、天文18年(1549年)にタイムスリップしてしまい、そこで出会った本物の織田信長に、病弱な自分の代わりに信長として生きてくれと頼まれ、信長として生きていくこととなる。
少年漫画や昨今の風潮に流されない分、実写化に非常に向いた作品である。端的に言えば、NHKの大河ドラマに対抗して作られたんじゃないかと思えるほどに、舞台装置も優れているし、原作や史実を損なわないストーリー作りはプロの仕事。ただ、NHKでもそうだが、今の人達にも面白いと思えるような仕組みを、多彩なキャラクターを演じる実力派の役者たちが支えている。
●超高速!参勤交代
レンタルDVDで超高速!参勤交代 リターンズっていう映画を見ました(佐々木蔵之介さんがめっちゃタイプでなぁw)。前作もチェック済みなんですけど、いやぁ、続編も完璧な面白さやねこれ♪そうそう、下手に漫画とかの実写映画とかするんじゃなくてもこういうのでいいんよ^^。
通常でも8日かかる参勤交代を5日で行うよう幕府から無理難題を押し付けられた小藩が、奇想天外な作戦の数々でピンチを切り抜けようとする時代劇。
突然参勤交代を命じられた弱小貧乏藩の奮闘を描いた2014年公開作『超高速!参勤交代』の続編。前作で見事に江戸への参勤を成し遂げた湯長谷藩。しかし、藩に戻る道中にもさまざまな問題が発生し……。
●幕末高校生
『幕末高校生』(2014 李闘士男)観る。変則的だけど正真正銘の東映時代劇。タイムスリップの理屈はあえてスルーして、江戸城無血開城までの登場人物たちの悩みと行動を描くいて、わりとマジメ。玉木宏は朝ドラの前哨戦という感じで、石原さとみはコメディエンヌの才能が隠せない好演。 #映画