台風10号が勢力を強めながら、日本の南海上をゆっくりと北上しています。

台風の進路次第では、雨が強まったり、気温の予想が大きく変わったりしそうです。

台風10号は10日土曜日から11日日曜日頃にかけて、小笠原諸島に最も接近する予想です。

小笠原付近では海水の温度が高いので、暖かい海に長く居座ることで、台風10号は発達のピークを迎えそうです。

9日午前11時半現在、時速9km以下の遅いスピードで、移動方向がわからない、「ほとんど停滞」の状態と発表されている。

これはなぜかというと、太平洋上の高気圧が強く本州付近に張り出していて、台風の進路を妨げているため。

11日(日)にかけて、オホーツク高気圧がゆっくりと南下して、東北地方は東よりの湿った空気が流れ込むでしょう

太平洋側は雲が広がりやすく、沿岸では雨の降るとろが多くなりそうです。

11日(日)を中心に台風を取り巻く活発な雨雲がかかり、激しい雨とおそれがあります。

また、進行速度が遅く、大型であることから、雨雲がかかる時間も長くなり、場所によっては総降水量が1000mmに達する大雨になるおそれがある

動きが遅いため、小笠原諸島では暴風や高波、大雨の影響が長く続くおそれがあります。

小笠原の西を通過した後の進路は、世界各国の気象機関の予測モデルによる結果を見ると、関東の東岸へ向かうと示唆しているものもありますが、

昨日までと比べると本州方面へ向かうものが増えて、直接台風の影響を受けるおそれが高くなっています。

気象庁による台風情報を見ると、12日(月)9時時点の予報円の「半径」は600kmとなっています。

予報円が大きいため、まだ進路はあまり定まっておりませんが、最も早く進んだ場合、お盆中盤の14日(水)には西日本の太平洋側が暴風域に入るおそれがあり、お盆後半は西日本を直撃し、帰省やレジャーなどの予定に大きく影響することが懸念されます。