日本政府が新型コロナを追跡するアプリを導入
安倍晋三総理大臣は、5月25日夕刻の記者会見で、新型コロナウイルス感染症対策として「濃厚接触通知アプリ」を6月中旬にも導入することを明らかにした。
「スマホの通信機能により、陽性者が判明した人と一定時間近くにいたことが判明した人に、つまり濃厚接触の可能性が高い人に自動的に通知することです」と目的を説明。
プライバシーに配慮し、具体的な接触日時や場所は知らせず、誰が感染したかも分からないようにする。
『接触確認アプリ』とは?
エンジニアの民間団体コード・フォー・ジャパンの有志が3月下旬から独自アプリの開発を進めていたが、5月8日に厚生労働省が主体となって開発することが決定。
同アプリは米Appleと米Googleが定めた濃厚接触を検出する技術の共通規格に対応していた。
接触確認アプリは、スマートフォンのBluetooth通信を利用し、Bluetooth信号の強さから、人と人の接触を検知記録します。
新型コロナウイルス感染症の陽性が判明した場合に、陽性者本人の同意のもとで、陽性者と一定期間内に接触したユーザーに対し通知を行うアプリ。
#接触確認アプリ については仕様書(案)はすでに公開されてる。
一つ、大きなポイントとして、使ってる人がONしない限り有効にならない。勝手に接触確認はしない。これ政府の仕様じゃなくてiPhone/Androidの仕様として。セキュリティはかなり配慮されてる。
cio.go.jp/sites/default/… pic.twitter.com/4nIrbRDxDX
政府の接触確認アプリ、仕様書案を策定 / k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1253… #ドコモ #au #ソフトバンク #ワイモバイル #UQ #リアルメディア #モバイル pic.twitter.com/clSR6NstiO
韓国政府はすでにコロナ追跡アプリを導入している
韓国政府は「自宅隔離」を命じられた市民を監視するためのスマホアプリを発表した。担当職員に連絡して健康状態を報告させるためのアプリだが、自宅待機中の市民の位置情報をGPSで追跡する。
韓国では、クレジットカードの利用履歴やスマホのGPSの位置情報、防犯カメラの映像も分析して感染者の行動をたどっています。
シンガポールでもコロナ追跡アプリを導入している
シンガポールが3月、アプリ「トレース・トゥギャザー」を導入した。
シンガポールなどは電話番号等の個人情報を収集し、政府当局が濃厚接触者を特定することが出来る仕組みとなっている。
アプリのスタートから1カ月でダウンロードは2割。狙ったような効果を上げるには程遠いという。
オーストラリアでもコロナ追跡アプリを使っている
オーストラリアの公衆衛生当局である保健省は26日、独自の接触追跡アプリ「COVIDSafe」をAppleおよびGoogleの公式アプリストアで公開した。
「COVIDSafe」は、スマートフォンのブルートゥース(Bluetooth)機能を使って周囲のユーザーを検知する。
新型コロナウイルスの検査で陽性だったユーザーと15分以上、濃厚接触していた場合に通知が送られるシステムだ。
中国では健康コードを発行している
ユーザーはアプリをダウンロードし、個人情報や移動状況、せきや体温など健康状態を登録することで、自分が新型コロナに感染している可能性があるかを判定する。