NISSANだけじゃなかった‥各メーカーもリコールを発表


日産自動車で新車の無資格検査で発覚したリコール問題

日産自動車は2017年9月29日、製造車の最終工程にあたる完成検査を無資格者が実施していたとして、

軽自動車を除く全21車種、計約6万台の販売を一時停止すると発表した。

・無資格で出荷前に必要な完成検査に携わっていた

大量生産車の安全性などを審査する型式指定制度では本来1台ずつ国が行う検査を、工場から出荷する直前の完成検査を通じて車メーカーが肩代わりしている。

車1台の検査を4〜5人で分担していたが、未認定の「補助検査員」が加わっており、一部の検査が通達に違反した形となっていた。

さらに、リコールの対象が、100万台を超える可能性が

日産では、販売済みの車についてもリコールを届け出る方針だが、関係者によると、対象は100万台を超える可能性があるという。

まだ車検を受けていない車をリコールする方針。21車種の販売台数は過去3年間で約120万台に上る。

・石井啓一国交相からもコメントが上がっています。

「(登録の)制度の根幹を揺るがす行為であり、極めて遺憾だ。再発防止の徹底について厳正に対処したい」とのコメントを出した。

日産に業務体制の改善などを指示した。同法違反に当たるかどうかも精査する。他の自動車メーカーにも不備がないか確認を求めた。

国土交通省

いずれにしても、今後も日産の動きに注目が集まります。

無資格検査は、国内6つの全ての工場で行われており、日産では、第3者を含むチームによる全容解明を進めることにしている。

日産リコール対象の車
ほぼ全部じゃん(゚Д゚ ) pic.twitter.com/nuI3mEEYgC

そもそも「リコール」とは

車両に何かのトラブルがあったときに、メーカーが同一機種の全車両を回収する制度である。

車メーカーなどでは製品の回収ではなく、無償修理を行うこと。

そんなリコールは、その他のメーカーでも発表されています。

メルセデス・ベンツ日本は9月28日、メルセデスベンツ『A180』などのエンジンスタータに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

発火の恐れがあるのは「A180」「B180」など19車種の2万2404台。エンジン部品の状態が悪いときに始動操作を繰り返すと発熱する可能性がある。