次々と”疑惑”が上がっている…「森友学園」問題で分かってきたこととは


最近、連日ニュースとなっている「森友学園」

▼これまでに分かってきたこととは

国と政府に異なる工事請負契約書を提出していた

小学校の校舎建築費に関し、国と大阪府に異なる金額の工事請負契約書を提出していた問題

府によると、学園は校舎などの建築費が7億5600万円とする契約書を府に提出。一方、学園側が国に提出したものとして府に示した契約書には、23億8400万円と記載されていた

建設予定地近くにある大阪空港の騒音対策で助成金を申請する際にも、別の金額を記載した契約書を提出していたことが8日分かった

国交省から補助金5640万円を受け取っていた

末松国土交通副大臣が国が補助金として既に森友学園に支払った5640万円の返還を求める可能性もあるという考えを示しました

これに対して森友学園はホームページに見解を掲載

国からおよそ5600万円の補助金を受け取っていたことについて、8日、ホームページに「国からの指示待ち」などとするコメントを発表しました

「補助金を詐取しようとしたのではないかとの疑いは全くの誤解」とする主張をホームページに掲載した

寄付金次第で計画の大幅な見直しも予想され、工事費が増えることを見込み申請したという

これについて国土交通省は、「現時点で、国が何か指示をするということはない」などと事実と異なる点があるとしています

大阪府の松井一郎知事は厳しい見解を示している

松井一郎・大阪府知事は「詐欺的なこと」「不認可なら教育人として不適格ということになる」との認識を示した

松井一郎知事は「見込みで出る補助金などない。補助金詐欺になれば刑事事件になる」と指摘した

松井知事は「電話やメールで何度も誠意ある対応をお願いしているが、返事をもらえない状況だ。民間人ではあるが、国からの補助金詐欺の疑いもあるので、本人に聞くのがいちばんだ。国会で参考人招致を決めてほしい」

籠池理事長が経歴を詐称した疑惑があるという指摘もある

大阪府私学審議会で扱われた資料には、籠池理事長の経歴として1976年4月に自治省に入省し、奈良県に出向と書かれていた。しかし、奈良県によると、籠池氏は1977年4月に県の職員に新卒で採用されていて、経歴詐称の疑惑が浮上していた