世界保健機関（ＷＨＯ）は１８日、オンラインゲームやテレビゲームのやり過ぎで日常生活が困難になる「ゲーム障害」を新疾病として認定

依存症の一つとして「国際疾病分類」の最新版に加えたと発表した。

ＷＨＯは、けがや病気、それに死亡の原因を分類する国際的なガイドライン、「国際疾病分類」の改訂版を18日、公表

国際疾病分類ICDとは、WHOがすべての病気や怪我を分類するために作ったもの

この中で、テレビゲームなどをしたいという欲求を抑えられず健康を顧みないまま熱中し、

家族関係や仕事を含めて生活に支障が出ている場合、その期間が１年に及べば「ゲーム障害」という病気だとしています。

ゲーム障害は、依存性のある行動で日常生活に障害をきたす精神疾患の一種

日常生活に支障が出てもゲームを優先する状態が１２カ月以上みられる場合で、症状が重い場合はより短期で診断できるとした。

個人・家族・社会・学業・仕事そのほかの重要な活動に支障がでているとき診断される、という。

WHOはゲーム障害には、疾病とみなすに至った3つの特徴があると説明

1つめは、ゲームに熱中すると何よりもゲームを優先しがちになり、ほかの行動がおろそかになること。2つめはゲームのしすぎに問題があるとわかっていてもやめられないこと。

3つめはゲームへの過度の没頭が、自分自身の生活や家族、社会との関わり、勉学などにも悪影響を及ぼしてしまうことです。