大手ゼネコン大林組の27歳の男性社員が、就職活動でOB訪問に来た女子大学生への強制わいせつ容疑で逮捕

就職活動をしていた女子大学生にリクルーターとして面会し、不適切な行為を働いていたことが「週刊文春」の取材で分かった。

約5割の学生が就職活動中にセクハラ被害にあい、そのうち約7割が誰にも相談できずにいると回答

あるとき“業界の人ならみんな持ってる本をあげる”というLINEが来ました。私は“郵送じゃダメですか?”と送ったら、会って渡したいと。

「資料を見せてあげると自宅に呼ばれお茶を渡すかのように当たり前に缶ビールを渡されました」

「急にため口になって、エントリーシートを通してあげるから合コンセッティングして、と言われ合コンしたらすごいおじさんが来た」

OB訪問アプリを使って出会った男から、男性器の画像を大量に送られ精神的に参ってしまったという。

男性から食事の誘いが入ったのは、Aさんが首都圏の会社で働き始めて約1年後。

｢就職してこっちに引っ越して来たら、食事に行こう。学生のうちに誘うと問題になっちゃうからさぁ｣

「就活生がブルーオーシャンだ」という。要は手を出しても被害を訴えにくいからだと。

加害者側には『自分に採用権限があると思わせておけば、被害者は声を上げることはないだろう』と舐めてかかっている

"社内ではセクハラを問われるけど、就活は言われてないもんね"、みたいな感じになってしまっている。

「相談することで自意識過剰と思われたくない」「どこに相談したらよいか分からない」「相談や告発で嫌な思いをしたくない」

｢証拠もなかったし、『たかがそれくらい』と言われそうで相談できなかった。内定は辞退した｣ （女性、20〜24歳、会社員・団体職員）