■今年も梅雨シーズンが到来
5月14日の奄美地方を皮切りに、沖縄、九州南部が続々と梅雨入り。
6月7日には、関東甲信・東海・北陸・東北南部が平年より1~5日早く梅雨入りした。
■一方、西日本は未だに梅雨入りしていない
九州北部から中国、四国、近畿地方にかけては、梅雨入りが平年に比べて1週間以上遅れている。
特に九州北部では5月から雨が少ない状態が続いており、福岡県や佐賀県などでダムの貯水率が大幅に低下し、市民生活にも影響が出始めている。
■今後の天候はどうなる?
■詳細
平均気温
寒気の影響を受けやすいため全国的に気温が低くなり、特に西日本では18日(火)頃からの約1週間、平年より気温が大幅に低い可能性が高い。
「低温に関する異常天候早期警戒情報」が発表中
6月終わり頃からは南から湿った暖かな空気が流れ込むため、気温が平年並みに戻り、7月になると蒸し暑い日が増えてきそう。
降水量
期間の前半は梅雨前線が沖縄・奄美付近から本州の南に停滞するため、沖縄・奄美や東日本で平年通り曇りや雨の日が多くなる一方、西日本では平年に比べて曇りや雨の日が少ない見込み。
6月終わり頃からは偏西風の蛇行が解消し、梅雨前線は北上傾向となるため、西日本でもようやく梅雨らしい天気が増えてきそう。
日照時間
北日本と東・西日本日本海側では、前線の影響を受けにくく、向こう1か月の日照時間は平年並か多い。
一方、沖縄・奄美は前線や湿った空気の影響を受けやすく、向こう1か月の降水量は多く、日照時間は少ない見込み。
■西日本の梅雨入り、沖縄・奄美と東日本の梅雨明けは?
四国や近畿は15日頃から、九州北部や中国は22日頃から曇りや雨の日が多くなる予想で、梅雨入りはこれ以降。
梅雨入りした東日本では晴れる日が少なく湿度が高くてジメジメとした空気に包まれる日が多く、沖縄・奄美では6月末にかけて大雨に警戒が必要。
梅雨明けは平年より遅れるかも