■九州で記録的豪雨
6月28日以降、断続的に雨が降り続いている
6月28日以降、梅雨前線が九州付近にほとんど停滞し、九州南部を中心として断続的に豪雨となっている。
総雨量が800ミリ越えの地域も…
総雨量の速報が出てきました。500越え。かつ、まだ、降るという、、、、。 pic.twitter.com/kQq9rg6xV0
気象庁によると、6月30日から熊本県や鹿児島県付近で積乱雲が帯状に連なる線状降水帯が発生。
28日~2日午後2時までの総雨量は、宮崎県えびの市809.0ミリ、鹿児島県薩摩川内市の八重山609.5ミリ、熊本県湯前町の横谷448.5ミリなど。
特に熊本県や鹿児島県、宮崎県でかなり雨量が多くなっており、ここ数日で平年7月の1か月分を上回る雨量が降っている。
■各地の様子
土砂災害や道路の冠水などが発生
熊本、宮崎、鹿児島の3県では一時、計55万世帯超の121万人以上に避難勧告が出た。
世界遺産も土砂崩れで埋没
【豪雨の影響で】鹿児島市の世界遺産「寺山炭窯跡」、土砂崩れで大部分埋まる
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幕末期に薩摩藩主・島津斉彬が建設した窯跡。北側にある遊歩道の上方から土砂崩れが発生していたという。 pic.twitter.com/kVV99OMgVP
また、世界遺産『明治日本の産業革命遺産』の構成資産として登録されている「寺山炭窯跡」は、土砂崩れによって大部分が埋没した。
交通機関もマヒ
NEXCO西日本によると、大雨の影響で九州道の鹿児島北IC-えびのICのほか、宮崎道や南九州道の一部区間が午前中から通行止めに。
JR九州によると、在来線では鹿児島本線の川内-鹿児島間など、一部区間で運転見合わせが続いている。
いずれも解除の見通しは立っていない
■今後、さらに大雨が降る見込み
3日朝~4日にかけて多い所で500ミリ以上
【大雨情報】明日3日(水)から4日(木)朝にかけて前線の活動がさらに活発化する予想で、九州では平年の1か月分を超える雨がわずか1日で降るおそれもあります。河川の氾濫や多発的な土砂災害の危険性が高まるため、今のうちに避難経路等の確認をしてください。
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気象庁によると、3日昼前~4日にかけて梅雨前線の活動が一段と活発となり、九州を中心とした西日本でさらなる大雨が降るという。
4日朝までの予想雨量は、九州北部や九州南部の多い所で500ミリに達し、総雨量が1000mmを超える地点もある見込み。