カンヌ最高賞なるか!?「河瀬直美」監督作品5選


◆最新作『光』がカンヌ映画祭で好評の河瀬監督

河瀬直美監督『光』カンヌで10分のスタンディングオベーション!永瀬正敏も全員感涙 #カンヌ映画祭 #水崎綾女 #藤竜也 #神野三鈴 cinematoday.jp/news/N0091772 pic.twitter.com/TM8b3fSPuS

現在開催中のカンヌ映画祭で、現地時間の5月23日、日本からコンペティションに入選した「光(河瀬直美監督)」が上映され、約10分にわたる熱いスタンディングオベーションで迎えられた。

総立ちの2300人に永瀬は何度も頭を下げ、河瀬直美監督(47)やヒロイン役の水崎綾女(28)らと熱く抱擁。共演者らとともに人目をはばからず涙した。

「光」は、視力を失いつつあるカメラマン(永瀬)と、視覚障害者のための音声ガイドを作る女性(水崎綾女)の心の交流を描く作品で、脚本は河瀬監督のオリジナル。

作品の評価も高く、最高賞パルムドールを狙う。

スポニチアネックス

◆カンヌ映画祭の常連で、海外で高く評価されている

「『あん』の世界へのお披露目を全うしてきました」。カンヌの申し子、河瀬直美監督が凱旋報告。本日29日(金)のEX「シネクラブ」は、河瀬監督のインタビューを見開きでどーんとお届けします。お楽しみに!(文・高橋天地、写真・鴨川一也) pic.twitter.com/Rh8Qn63y7x

河瀬監督にとって、コンペティション部門への出品は、14年「2つ目の窓」以来3年ぶり5度目。

カンヌ映画祭への出品は8作目

河瀬監督はデビュー作の「萌の朱雀」(1997年)でカンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を史上最年少の27歳で受賞し、「殯もがりの森」(07年)では、最高賞のパルム・ドールに次ぐグランプリに輝いた異才だ。

日本人監督として初めて同映画祭コンペティション部門の審査員を務めるなど、海外からも高い評価を受けている。

◆そんな河瀬監督の映像作品5選

ミュージック・ビデオ

▼宇多田ヒカル『桜流し』(2012)

作詞・作曲:宇多田ヒカル
MV監督:河瀬直美

映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のテーマソングに起用された宇多田の新曲「桜流し」。

ビデオクリップはカンヌ国際映画祭グランプリ受賞の河瀬直美氏が監督を務めた。

YouTubeで期間限定フル公開しているミュージックビデオは公開2日間で200万回再生され、どちらも宇多田史上、最短の記録達成となる。

宇多田ヒカルと河瀬直美、二人の異なる分野のアーティストによるコラボレーションにより、いままでのビデオとはまったく違ったテイストの作品が完成。

宇多田さんと河瀬監督が何度も打ち合わせを重ね、創り上げたの思い入れのある作品です。

宇多田ヒカル/桜流し #nowplaying 被写体を剥き出しに映し撮る河瀬監督のMVがとても好きで、買ってから何回も観ている。母の手を握る子供の生きる意思に、僕らはどうやって応えてあげられるだろう。貴方が進んで生きることを望むような世界を、僕らは創っていけるのかな。

河瀬監督のメッセージを読みながら『桜流し』のPVを観て涙してしまった。娘と息子が赤ん坊だったときの記憶もかさなったのかな。。。

「桜流し」DVD ジャケの裏に書かれているHikkiと河瀬監督のコメントを読んで、この「桜流し」を更に愛おしく感じました。この作品が生まれたのは奇跡かもしれないけれど、天命を受けて誕生した作品なんだと強く思いました。命の尊さを改めて教えられました。 #SAKURANAGASHI

映画

▼『あん』(2015)

監督:河瀬直美
脚本:河瀬直美
原作:ドリアン助川
出演:樹木希林、永瀬正敏

樹木希林を主演に迎え、元ハンセン病患者の老女が尊厳を失わず生きようとする姿を丁寧に紡ぐ人間ドラマ。