■低気圧が日本列島を通過している
急速に発達した低気圧の影響で、1日朝は関東地方を中心に激しい雨と強い風をもたらした「春の嵐」
急激に発達する低気圧の影響で、西日本では春の嵐となった。長崎県の雲仙岳では、最大瞬間風速30.2メートルを観測
日本付近を通過する低気圧が、3月1日から2日にかけて急速に発達し、爆弾低気圧になる可能性がある。
これから、あしたの夜にかけて、24時間に24hPa以上発達する見込み。まるで、台風のような強い風が吹く」
■この低気圧の影響で茨城では突風の被害
同じころ、近くの住宅の窓ガラスが割れ、破片で78歳の女性が左あごや左手を切るケガをした。
■佐賀市では火災が
「春の嵐」の影響を受けた佐賀市では、天ぷら店やたこ焼き店などが入った木造2階建ての3棟が全焼し、隣接する建物の一部が焼けました
■各所で3月にしては記録的な大雨、そして強風が吹き荒れた
西日本や東日本を中心に、3月1位の記録となった所が多く、3時間降水量は、埼玉県熊谷市で22.0ミリ、岐阜市で46.5ミリ、三重県尾鷲市で81.0ミリ、岡山県津山市で25.5ミリと、いずれも3月1位
最大瞬間風速は和歌山市の友ケ島で36・2メートル、高知県室戸市の室戸岬で35・4メートルを記録。
関東から九州の広い範囲で、3月としてはこれまででもっとも強い最大瞬間風速を観測した。
国内の航空便は、羽田空港や北海道、東北発着を中心に140便以上が欠航。鉄道では、秋田新幹線が遅れ、在来線でも運休や遅れが出た。
欠航は、午前11時半までの集計で日航が117便、全日空が93便、AIRDO(エア・ドゥ)が22便、フジドリームエアラインズが20便など。
兵庫県高砂市の高砂港ではタンカーが流され、浅瀬に乗り上げた。
■雹や落雷などの報告も相次いでいる