作品の意図から炎上まで…「100日後に死ぬワニ」作者が裏側を告白


この記事は私がまとめました

ワニくんの死の影響がこんなに大きくなるなんて…

nyokikeさん

▼ネットの話題を独占した漫画家きくちゆうきさんの「100日後に死ぬワニ」の100日目

漫画家・きくちゆうき氏がツイッター上で発表し、多くのファンを獲得していった『100日後に死ぬワニ』は、2020年3月20日、そのタイトルどおり、第100回目となる投稿をもって最終回を迎えた。

本作は1日1話ずつ、毎日更新される4コママンガで、投稿開始時から、「主人公であるワニが100日後に死んでしまう」という設定が明らかにされていた。

ワニは、当然自分がやがて死ぬということを認識しないまま、淡々と日常を過ごしていくのだが、毎日最後のコマに描かれている「死まであと◯日」というカウントダウンを目にする読者だけは、嫌でも主人公の死を意識せざるを得なくなる。

カウントダウンが進むにつれ、ワニはツイッター上で大きく注目を集め、最終的にきくち氏のフォロワー数は200万人を突破するまでになった。

旅行先でワニの100日目に涙過ぎて旦那に引かれた。

100日目に死ぬワニの最終回
3年ぶりにいいね数、RT数共に一般アカウント日本記録を更新 pic.twitter.com/MzfLxmw6FC

▼最終回が投稿されるやいなや、書籍化や追悼ショップなどが発表されて物議を呼んだ

「100日後に死ぬワニ」は、アニメ映画化と書籍化が発表されている。書籍は4月20日に小学館から「ゲツサン少年サンデーコミックス」として出版される。

東京・渋谷ロフトは「追悼」と銘打ったセールを行い、キーホルダーやTシャツなどのワニグッズを手に取る人があふれた。午前中で整理券の配布が終了するほどの人気となった。

きくちゆうき「100日後に死ぬワニ」の展示イベント「100日後に死ぬワニ展」が、4月15日から28日まで神奈川・横浜のアソビル3階にあるMONOTORYで開催される。

会場では「100日後に死ぬワニ」のイラスト展示に加え、きくちが選んだ25コマの中から好きなコマを選んでトートバッグやマグカップが作れるワークショップ、数十種類のグッズ販売も実施。

4月18日にはきくちによるライブペインティングも行われる。入場は無料。ワークショップのみ別途料金が必要だ。

・最初から広告代理店のプロモーションだった? そんな憶測から本作が炎上ネタに…

作品の完結と同時に、「いきものがかり」とのコラボムービーが公開され、さらには映画化やグッズ販売、ポップアップストアのオープンなど、さまざまなメディアミックスの展開が、矢継ぎ早に発表されたことが批判を集めることとなってしまった。

批判の内容は、主に「この作品は、最初からメディアミックスなどを前提に仕組まれていたのではないか」というもの。そこから派生する形で、本作品における広告代理店の関与が取り沙汰され、ツイッターの「トレンド」には「電通案件」という4文字が踊った。

これに対し、漫画とのコラボ動画やテーマ曲を公開していた「いきものがかり」水野良樹(37)は、きくちさんとともにツイッターで動画を配信。「電通さんは絡んでいない」と否定。きくちさんは「盛り上げてくれて、僕には感謝しかない」とした。

コンテンツをマネタイズする事の善悪と、マネタイズの段階に入った瞬間「ワニが死んだよ!!ジャーン!!悲しい!?悲しいよね!?追悼ショップだよ!!!たくさんのグッズを買って追悼しよう!!!!本も買ってね!!!!!」ってやりだすPR屋としての手法の稚拙さとは全く別の話である。

ワニ炎上について「皆、喪に服す時間が欲しかったのでは?」という意見に納得。もし「100日後にプロポーズするワニ」だったら、100日目に「おめでとうワニくん!映画化決定!いきものがかりも祝福!グッズもあるよ!」と告知しまくっても批判はなかったのではなかろうか。死を扱うことの難しさを実感。

▼この炎上について、最終回でコラボした「いきものがかり」水野良樹と作者の対談で説明することに

この対談で、作者のきくちゆうき氏は、本作品を「事故で亡くなった友人のことを思って描いた」という、作品の背景だけではなく、批判の対象となったこと1つ1つに対して説明を行った。

同氏によれば、本作品は広告代理店との関係は無く、何ヶ月も前から巨大組織が集まって仕込んだような“プロジェクト”でもないという。また「いきものがかり」が(広告代理店を介さず)コンタクトを取ったのは2月であり、運営、プロデュースを行ったのは、創業間もないベンチャー企業であるベイシカ社であり、その関わりは1月からだとも述べている。そしてメディアミックスの展開に関しては「100日目に間に合わせた」ということを明らかにしている。

途中までだけど、ワニ炎上の釈明会見(?)まとめ

・電通は絡んでない
・いきものがかりがコンタクトをとったのは2月
・YouTube動画だけ電通に頼んだ
・ベイシカ社(各種プロデュース)はできたばかりのベンチャーで関わりは1月から
・歌や販売もろもろは作品への熱量で100日目に間に合わせた pic.twitter.com/GvWAkefCOE