■中国・武漢市から始まった新型コロナウイルスの感染拡大
昨年12月31日、「中国・武漢市で原因不明の肺炎が発生」との一報が世界保健機関(WHO)に寄せられた。
一週間後、肺炎の原因が新型コロナウィルスであると判明
以降、世界全体で400万人が感染、27万人超が死亡しており、世界経済も大きく損なわれている。
■震源地となった中国では3月以降、新規感染者が激減
移動や渡航を厳しく制限する措置が功を奏し、2月中旬に連日2千人以上だった新規感染者は、3月以降は100人を下回るように。
4月26日には武漢市の入院患者がゼロとなり、5月に入ってからは、全土での新規感染者が連日1桁台で推移している。
■日常の光景が少しずつ戻っている
武漢では4月8日、1月23日から行われていた「ロックダウン(都市封鎖)」を解除。
移動制限は大幅に緩和され、公共交通機関や企業、学校も再開するなど、以前の日常がジワジワと戻り始めている。
■そんな最中、心配なニュースが…
中国の国家衛生健康委員会(NHC)は10日、「新型コロナウイルス感染症の発症者が9日に中国本土で14人増えた」と発表。
■詳細
11人は吉林省舒蘭市で確認
11人は吉林省での感染で、7日に同省舒蘭市で発症が確認された患者の家族や濃厚接触者に感染が拡大。
同省では計19人の海外からの感染流入例が報告されているが、報道によると患者には流入例との接触歴がなく、約70日ぶりに同省で確認された国内感染例とのこと。
中国メディアによると、同市は警戒レベルを引き上げ、一部の列車の運行を停止するなどの厳しい制限措置が講じられているという。
武漢市でも1か月超ぶりに感染者が
残る3人のうち、2人は国外からの入国者で、1人は武漢市で確認されたとのこと。
■中国で高まる「第二波」への懸念
中国当局は「無症状感染者」を一般統計に含めておらず、症状が現れて初めて「感染確認者」とし認定している。
「無症状感染者は感染を広げる可能性が低いため」と説明
無症状感染者の累計報告数は4月15日時点で6,764人と公表しており、現在も湖北省だけで616人が医師の観察下にあるという。
また、北東部の黒竜江省では4月以降、感染が急拡大しているロシアからの入国者がウイルスを持ち込むケースが相次いでいる。
