最近、よく耳にする「子供の貧困」
特にひとり親世帯は深刻で、ひとり親世帯の子供の約6割が貧困に陥っているそうです
中には、学校の給食だけが唯一の食事だという小学生や、家族と夜逃げを経験した子供、ホームレス生活の経験がある子供もいます
先日、『NHKスペシャル』では「見えない貧困」というテーマで、子どもの貧困が放送されました
さらに「貧困の連鎖」という問題がクローズアップされています
日本において最大の課題は、親世代の貧困が子ども世代の貧困を生む、貧困の連鎖(世代間再生産)だ
貧困が貧困を生み出すという負の連鎖。近年は新聞やニュースなどで目にする機会も多くなってきている
日本社会の貧困問題、とくに子どもの貧困が話題になり、その貧困が世代を超えて連鎖しないようにすることが、政府の課題とされました
貧困の連鎖とは何か?
「お金がない」ために、チャレンジの機会が失われた結果、必要な能力を高めることができずに「足りない」まま大人になってしまう
親の教育努力や子どもの自助努力と関係なく、「親が上流層(下流層)だったら、子どもも上流層(下流層)」となりやすい
生活保護受給世帯の子供たちは将来、生活保護を受ける割合が多いというデータもある
大阪府堺市の07年の調査では、生活保護世帯で育った子供の25%は成長後に生活保護世帯を形成していたという結果が出ている
新規申請者のなかには、生活保護世帯(ケース)の2世、3世、最近では4世まで見受けられるという。前出の生活保護担当者は、「政治家、芸能人、医者……子は親の背中をみて育つ。生活保護世帯にも同じことが言える」と生活保護世帯に“世襲”という実態があることに触れる
経済格差が教育格差を生む
「教育(学歴)」が最も強い要因であると言われており、中でも「教育投資の格差」の影響が大きいという説が有力です
家庭の経済格差が子どもたちの教育格差を生み、将来の所得格差を生んでいる
厳しい環境でも、ハングリー精神を持って学力を高めようと努力する子供がいるのは確かですが、それは一部の子供たちです
親が受給額を貯蓄にまわす余裕がないゆえに、子に大学や専門学校はおろか高校教育すら受けさせる経済的余裕がない場合もまた、少なくないのだ
その結果、子供の将来の所得にも影響が出る
貧しい家庭で育った子供は将来的にも低所得になる可能性が高いことが指摘されています
