▼目前に迫ったWBCに挑む侍ジャパンの4番は筒香嘉智で決定した
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む侍ジャパンの小久保裕紀監督は24日、日本代表の4番打者を筒香嘉智(DeNA)、5番打者を中田翔内野手(日本ハム)で戦っていくことを明言した。
25日のソフトバンクとの練習試合の先発メンバーを発表後、4番を筒香で固定するのか問われた小久保監督は「固定です」と即答。さらに本大会も筒香でいくのかとの質問にも「本大会もそうです。(合宿の)初日に彼を呼んで、その話をしました」と明かした。
「心構えができていたようでした」
小久保監督は「彼の後ろを打つ打者が大事。そこに中田が入ってこないと。やってもらわないといけない感じです」と、中田への期待を寄せた。
▼日本の中心・4番打者に筒香嘉智が選ばれたことが話題に
▼筒香嘉智の4番起用をなかなか明言しなかった小久保監督の意図は?
中田は「筒香が4番。ぼくは下位打線で」と冗談めかしつつ、2歳下の天才打者に脱帽。
目下の体調面、昨季および代表戦での結果からいえば、明らかに筒香の方が上。それでも小久保監督が“2択”にこだわるのはなぜか。
「『筒香4番』を断言したら、中田のやる気をそいでしまうと気にしているんです。中田は口では『下位打線で』と言ってもプライドの高い選手。ああいうコワモテのイメージを打ち出している選手ほどナイーブで傷つきやすいものです。監督自身ホークスの4番を打ち続けた経験からも、いかに気分良く野球をさせるかが大事と分かっていますから」
今月8日に左手首痛が再発し調整のスローダウンを余儀なくされたが、「コンディションは悪くない」と強調する。
だが、この試合を視察した他球団スコアラーは「まだスイングが鈍いようにみえる。チャンスで甘い球を仕留め切れていない」と心配顔。
▼イチローに影響を受けた四番・筒香嘉智の悲壮な覚悟
プロ野球選手になることが、すべてじゃない。野球には同じプレーが1つもないし、いろいろな役割がある。その場、その場で考えてプレーをしなければいけない。人からの指示待ちではなく、自分で考えて、解決する力が必要。野球を通して社会に出ても通用する「考える力」を鍛えることができる。普段よりも注目度が高い国際大会で、子どもたちだけではなく、たくさんの人にそんな野球の素晴らしさを見てもらいたい。
食事をともにした。「『小さな満足』をたくさん繰り返すことが大事」の言葉が刺さった。「確かに大きな満足を得てしまうと、その次が重くなる。対外的に満足感を示すわけじゃないけど、自分の中の部分では、そうしていきたい」。一足飛びでは極められない。あのイチローがコツコツと、の大切さを説いている。大きな仕事をする前に“ふるさと”を見つめ直そうと大阪へ向かった。
中学時代を過ごした堺ビッグボーイズを自主トレ地に選んだ。「今の自分があるのは、当時があったから。原点の場所です。考えて野球をするということをたたき込まれた」。静かな環境でバットを振り込んで届いた場所が「プレーする姿で野球の素晴らしさを伝え、子どもたちの野球離れを食い止めたい。野球人口をもっと増やしたい」。でっかい志を胸に携えた。







