■世界最高峰の舞台「英・プレミアリーグ」
その「エンターテインメント化したフットボール」は世界中のサッカーファンを虜にしている。
■日本を代表する選手たちも、この舞台に挑んできた
しかし、プレミアリーグは他リーグと比べて、激しいフィジカルコンタクトが多く、そのうえプレースピードが相当に速い。
それゆえに、フィジカルコンタクトの強さがない日本人選手には不向きとされ、多くの選手が「インパクトを残せず」去っていった。
「プレミアリーグは日本人選手にとって鬼門」とまで言われている
■そんなプレミアリーグで岡崎選手と同じく活躍しているのが…
初の欧州挑戦となったオランダのVVVフェンロを経て、プレミアリーグのサウサンプトンに加入したのが2012年夏。
計4シーズン準レギュラーとしてプレーした稲本を抜く、プレミアリーグで成功したと言っていいほどの成績を残している。
■5年目の今季は、かつてない充実したシーズンを送っている
主将でもあったポルトガル代表DFジョゼ・フォンテ、昨季クラブMVPのオランダ代表DFファン・ダイクの活躍によりELが主戦場に。
フランス人のクロード・ピュエル新監督の頭の中では、センターバックとしての位置づけは3番手だった。
準優勝を果たしたEFLカップでは全試合出場を果たし、大会ベストイレブンに選出。
リーグ戦でも、主力選手の移籍や負傷の影響を受けてセンターバックのスタメンに定着し、主将まで任されている。
「準レギュラー」から「主将を務めるレギュラー」にステップアップ!
現地時間5日に行われた第31節クリスタル・パレス戦に公式戦8試合連続で先発出場。
83分に、昨年2月5日のウェストハム戦以来となるリーグ戦ゴールを挙げて3-1の勝利に貢献した。
吉田麻也、今季初ゴール!サウサンプトンvsクリスタルパレス Golazo by Maya Yoshida. pic.twitter.com/PeCXrUediu
■好調な理由を吉田選手はこう分析している
「主力選手の移籍や怪我のおかげとも言われるが、そこでチャンスをつかめるかどうかは僕次第」
「いきなり試合に出て偶然活躍できるなんてことはないし、常に準備はしてきた。今の状況は、全て必然だと捉えています」
「日本ではパス、カバーリングやポジショニングで鼻が利くプレーが評価されるように、”強さ”よりも”上手さ”が重視される」
「でもプレミアでは、目の前のFWに激しく当たれて、ハイボールに勝てる選手が重宝される。対面に強いか、潰せるかが大事」
「やっぱりここの差をプレーで埋めるのに想像以上に時間がかかったと、今は思う」