トランプ大統領がオバマケア代替案を撤回… 今後の政治的手腕に影響も。


・トランプ大統領がオバマケア代替法案を撤回しました。

いわゆる=オバマケアの代替法案について、下院本会議での可決が見込めないため法案の撤回に追い込まれました。

アメリカのトランプ大統領は、いわゆる「オバマケア」に替わる法案の採決を見送り、法案を一時、取り下げる方針を示した。

いわゆるオバマケアを撤廃し、別の制度に変える代替案について議会下院で否決される可能性が高いとして採決直前に取り下げました。

オバマ前大統領が実現させた「オバマケア」を撤廃するべく、代替案を提出する予定でしたが取り下げました。

法案を可決出来なければ2018年の中間選挙で有権者から罰せられると警告した。

反対している共和党内の保守強硬派の議員らに理解を求めるなど公約の実現に向けて働きかけを強めています。

共和党内でオバマケアの代替案に反対している議員に対して、トランプ大統領が強く賛成するように働きかけていました。

・「オバマケア撤廃」はトランプ氏の公約の1つでした。

トランプ大統領は、公約の目玉としてきた医療保険制度改革で敗北を喫したことになる。

今回のオバマケア代替法案に政治的全精力を注ぎ、生まれて間もないトランプ政権初の重要法律制定を目指していた

「オバマケア」の撤廃はトランプ大統領が大統領選挙中から掲げていた目玉公約の一つで、代替案の成立を目指してきました。

・党内分裂を象徴か…?

身内である共和党の中には代替案への反対論が根強く、採決をしても、造反が相次ぎ否決される公算が強まっていた。

法案に対しては共和党内からも強い反発が起き、反対票も辞さない構えを見せる議員が相次いでいた。

オバマケアの撤廃には同意してきましたが、代替案については反対する議員が多くその議員たちは譲歩しませんでした。

トランプ政権発足2カ月で露呈した共和党内の分断は、政権運営に重い課題を突き付けた。

トランプ大統領が目指してきた法案が議会にかけられる前に取り下げたことで、これからの政権運営に不安が残ります。

・政治的手腕にも疑問符が…