新約聖書の最後に収められている「ヨハネの黙示録」には、アポカリプス（最後の審判・人類の滅亡）について書かれている。

核戦争や気候変動など、現在の世界はアポカリプスへの様々なリスクに晒されている。

オランダ北部ドレンテ州で、人里離れた農家の地下室に隠れて暮らしていた男性とその成人の子ども6人が、警察により発見。

メディア報道によると、親子は約9年間にわたって「『終末』を待ちながら暮らしていた」という。

地元メディアによると、一家発見のきっかけは、息子のうちの1人が混乱した状態で近所のパブを訪れてビールを飲んだ後、過去9年間にわたり家の外に出たことがなかったと告白して助けを求めたこと。

警察は現場で、捜査への協力を拒否したとして父親ではない58歳の男を拘束。

地下室を調べたところ、父親とみられる男性とその18～25歳の子ども6人を発見した。

一家は外界とまったく接触せず、菜園とヤギ1匹を持ち完全に自給自足の生活を送っていた。

また「父親は数年前に脳卒中を起こし、ベッドに横たわっていた。妻がいる様子はなかった」という。

近所の人々は同局に対し、家族の存在は把握しておらず、農家に住んでいたのは男性1人のみだと思っていたと語っている。