シリアスで考えさせられる…3月公開映画の人間ドラマが楽しみだよ。


汚れたミルク/あるセールスマンの告発

告発した事実も驚愕であったが、告発を行った主人公のその後の人生にも驚いた。苦しい思いで見た。そして大きな拍手を送りたくなった。主人公だけでなく、彼の家族に対しても。

「ノー・マンズ・ランド」で知られるダニス・タノビッチ監督

あるグローバル企業がパキスタンで粉ミルクを強引に販売したため、不衛生な水で溶かした粉ミルクを飲んだ乳幼児の死亡率が増加してしまう。

内部告発をした社員とその家族の人生を描いた

『汚れたミルク あるセールスマンの告発』実話をもとにした映画。気がついたら夢中になって見ていた。自分さえ良ければいいのではない、苦しんでいる子どもたちを見過ごせない。利益を追求する大企業に正義は通じるのか。 coco.to/movie/83400

わたしは、ダニエル・ブレイク

イギリスの複雑な制度に振り回され、貧困という現実に直面しながらも助け合って生きる人びとの姿が描かれる。

イギリスの巨匠ケン・ローチ監督作品。

心臓の病で医者から仕事を止められるも複雑な制度に翻弄され、必要な援助を受けることができない59歳の大工ダニエル・ブレイクが、シングルマザーのケイティと交流を深め、貧困に苦しみながらも助け合って生きていこうと奮闘する様を描く。

明るく前向きなダニエルの姿に何度も笑わされるが、突如として訪れる貧困のあまりの過酷さを切り取ったシーンにはカンヌも涙、涙……

第69回カンヌ国際映画祭で最高賞にあたるパルムドールを受賞。

それにしても「わたしは、ダニエル・ブレイク」は予告編だけで涙ぐんでしまうな〜。楽しみ。

サラエヴォの銃声

常に戦争、貧困、差別などの社会問題を真正面から見つめつつ、誰もが共感する物語として世界の人々の心に訴えかけ続ける

ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボのホテルに集まった人々の運命。

ダニス・タノヴィッチ監督

第1次世界大戦勃発のきっかけとなったサエラボ事件から100年が経った2014年6月28日。

一発の銃声が鳴り響き、それぞれの運命が大きく交錯していく…。

同ダニス・タノヴィッチ監督『サラエヴォの銃声』試写。
一度に2ついい映画を観るともったいない気持ちになる。見終わって振り返りたいのにごっちゃになる笑 サラエヴォの歴史を背景にした現代人の苦悩。フィクションをいかにリアルまで昇華させるかが練られている。メタを利用した遊びも秀逸。いい

未来よ こんにちは