ノーベル文学賞は日系イギリス人カズオ・イシグロ!村上春樹が受賞を逃し今年もハルキスト解散


2017年ノーベル文学賞はカズオ・イシグロさんが受賞

スウェーデン・アカデミーは5日、2017年のノーベル文学賞を、長崎県出身の日系イギリス人で作家のカズオ・イシグロさん(62)に授与すると発表した。

選考委員会はイシグロ氏の小説には「感情の力」が込められ、「世界とつながっているという幻想の奥にある深い闇を明らかにした」と評した。

2005年に出版された「わたしを離さないで」は、臓器移植の提供者となるために育てられた若者たちが、運命を受け入れながらも生き続けたいと願うさまを繊細に描いたフィクションで、2010年に映画化され、翌年には日本でも公開されました。

1989年に出版された「日の名残り」は第2次世界大戦後のイギリスの田園地帯にある邸宅を舞台にした作品で、そこで働く執事の回想を通して失われつつある伝統を描き、イギリスで最も権威のある文学賞ブッカー賞を受賞しています。

イシグロさんは海洋学者の父の仕事のために5歳で家族とともに渡英、英国籍を取った。一貫して英語で執筆する。

イシグロ氏は62歳。1954年に長崎で生まれた。
イギリスでは現地の学校に通い、ケント大学やイーストアングリア大学で英文学などを専攻した。

2008年には『タイムズ』紙上で、「1945年以降の英文学で最も重要な50人の作家」の一人に選ばれた。自身に対する高い評価について、移民の流入によりイギリス社会が大きく変動している中で、マイノリティーに属しながら伝統的な英文学の素養を基にする作品が多民族主義への回答となり得ると思われたためであろうと述べている。

イシグロ氏は村上春樹氏を「もっとも興味ある作家の1人」と称賛

「(村上氏は)国を超えた作家であり、現代文学の中で非常に関心を引く何かを象徴している」と指摘。そのうえで、「(世界中の)人は、日本文化に必ずしも関心がなくても、村上春樹に通じるものを感じる」などと語っていた。

イシグロ氏は文芸誌のインタビューで、村上春樹について「もっとも興味ある作家の1人」と称賛していた。
村上春樹も「本が出たら必ずすぐ読むのはカズオ・イシグロと(米作家の)コーマック・マッカーシー」と語っている。

ノーベル賞発表シーズンになると村上春樹さんが話題になる

今年も英大手ブックメーカー、ラドブロークスの予想オッズは5倍で、2番人気だった(1位は現代アフリカ文学を代表するケニア出身のグギ・ワ・ジオンゴ氏の4倍)。

ネットではハルキスト(村上春樹ファンの通称)が話題に

10月5日21時のつぶやきランキングなんだよ!
1位
カズオ イシグロ
※ノーベル文学賞-日系人
2位
村上春樹
※ハルキスト-ノーベル賞
3位
LUNA SEA
4位
内山昂輝
※まふまふ
5位
ルザミーネ
※アニポケ-ザオボー

searchranking.yahoo.co.jp/realtime_buzz/

『ノーベル文学賞発表 カウントダウンナイト パブリックビューイング』鳩森八幡神社。今年もやって参りました。 pic.twitter.com/pSbCgDYX94

千駄ヶ谷鳩森八幡神社のハルキストの集いを覗いてきた。カズオ・イシグロでどよめき、配られたクラッカーが鳴る。「ではみなさん、また来年」という感じで締め。 pic.twitter.com/uTpbdGicdr

ノーベル文学賞、今年も村上春樹じゃなかったね。ハルキストの皆さん、今年もお疲れ様。来年また頑張りましょう。カズオ・イシグロさんの書籍を東京の書店は今から集めるんだろうな pic.twitter.com/SJuVtxSeMx

ノーベル文学賞号外ゲット。読売、朝日新聞。 pic.twitter.com/eTupwLDR65

ハルキストの季節っていうのはひどいよ!笑 pic.twitter.com/5XIekS2qW1

ハルキストの暗い顔を見ると秋が来たなと実感する