■アインシュタインが提唱した相対性理論
アフロ
A wax figure of Albert Einstein, German-born theoretical physicist on display at the Madame Tussauds Tokyo wax museum in Odaiba, Tokyo, June 15, 2015. The world famous British wax museum ”Madame Tus… by 写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ
相対性理論とは、アインシュタインにより提唱された相対性原理に基づいた理論のこと。略して相対論ともいう。
アインシュタインは、今まで絶対的とされていた「時間」は、どこからなにを計測するかによって1秒の感じ方が変わる"相対的"なものであるとした
一般相対性理論は、それまで誰もが絶対的なものだと思っていた時間と空間が伸びたり縮んだりする、という信じられないような考え方を提案しました。
たとえば、ジェット機で移動している間は、地表に比べて時間が遅く進むことが、特殊相対性理論によって証明されています。エベレストの山頂や赤道直下では、地球の自転による遠心力で重力が軽くなり、一般相対性理論によって時間の進み方が早い
2人の観察者がいるとき、互いの相対的な速度差により、または重力場に対して異なる状態にあることによって、2人が測定した経過時間に差が出る
精密な原子時計をふたつ用意し、ひとつは飛行機に乗せて世界一周へ。もうひとつは出発点に置いたまま。すると世界一周を終えた飛行機の中の時計は、地上の時計より59ナノ秒(1ナノ秒=10億分の1秒)遅れていた
■この理論を調べようとする実験が日本で行われている
東京スカイツリーの展望台にのぼると地上よりも時間が速く進む。これはアインシュタインの相対性理論から導かれる結論
超高精度の時計を東京スカイツリーに設置して、私たちが暮らす日常の空間で時間の進み方がどのくらい違っているのか調べようという実験を、東京大学などのグループが始める
地球など巨大な物体の近くにいるほど、時間の進み方は遅くなるというものだ。たとえば、熱気球に乗って上空にいる人は、地上に立っている人よりも速く年を取る
スカイツリー頂上は地上より時間が速く進むか? 実験へ | NHKニュース www3.nhk.or.jp/news/html/2017… 面白いなこれ
スカイツリー頂上は地上より時間が速く進むか? 実験へ
www3.nhk.or.jp/news/html/2017…
理論的には時間が異なるはずだよな。
実際GPS衛星でも発生している事象だしね。しかしアインシュタインは凄いよな。
「時間の進み方が均一でない」という感覚はなかなか理解しにくいが、いろんなこと考える人がいるものだね… → スカイツリー頂上は地上より時間が速く進むか? 実験へ | NHKニュース www3.nhk.or.jp/news/html/2017…
■この時間の違いを計測できるのが「光格子時計」
高い超高精度の「光格子時計」の開発に成功していて、東京スカイツリーの1階と、450メートルの高さにある展望台の2か所に設置し、時間の進み方の違いを調べることにしています。
宇宙の年齢の2倍以上の、300億年で1秒も狂わない超高精度の時計、「光格子時計」です
「光格子時計」では、極低温に冷却し(レーザーで作った)光の格子に捕まえた、およそ100万個の原子が吸収する光の周波数を測定し、正確な1秒を決めます。
電磁波や光の周波数を、精度の高い時間の基準とするのが原子時計です。原子時計の仕組みを考えたのは、アメリカのイジドール・ラビ博士、1945年のことでした。
究極の光格子時計が実現すると、いままで私たちが意識することのなかった空間の歪みが、時間の進み方の違いとして、リアルタイムで読み出せるようになります。
例えば、地上でわずか1cm時計を高く置くだけで、重力によって時計の進み方が速くなることが観測できます。
■災害予知や鉱物の発見などにも利用することができる