体内時計が25時間と聞いたけど本当なんですか?昔は本当・今は…


体内時計は本当に25時間?

25時間派

人間の体内時計は25時間

人間の体内時計は25時間と言われている。
つまり人間は光の無いところで生活すると(例えば洞窟など)一日毎に1時間づつズレて行く。
12日間で、完璧に昼と夜が逆転する

人類の体内時計が25時間だと言われる根拠

1960年代にドイツのマックス・プランク研究所で行われた実験が基になっています

人間や動物を一日中明暗が変化しない人工的な環境におき、時間を知る手がかりとなるものから隔離する実験をしたところ、次第に約24.8時間周期で生活するようになることがわかりました。

「体内時計25時間説」は学会でも信じられていました。それは、実際にマウスや人間で実験を行った結果、25時間前後であったという研究成果が発表されたため

火星の自転周期は24時間40分だとされています。上記の実験結果に従えば、人類の体内時計は地球よりも火星のそれに近いということになり、人類はそもそも火星から来たのだという説

25時間否定派

私達の中で体内時計はよく25時間とかいわれてますでしょう。でも、あれは嘘なんですよ

「体内時計の1日の周期の平均は、実は24時間10分(※)で、24時間にかなり近いんです。ただ、これも平均より長い人も短い人もいて、やはり正規分布しています。ですので、とりわけ24時間に近い体内時計を持ってる人は、毎日苦労しなくてもおなじ時間に眠たくなって、目覚ましなしでも起きられるわけです。

ハーバード大学が、体内周期の実験にとって完璧な状況を作り出し、結果を測定、その結果は、なんと平均24時間11分

「体内時計」の場所

一つひとつの細胞すべてにリズムを刻む末梢時計がある

結論

最近の研究では、25時間は否定されているが、過去の暗闇の中だけで実施された実験では25時間という結果もあったらしい。

「強制脱同調」プロトコールによってヒト体内時計の周期が24.18時間である事を示しました(Czeisler1999)