まずは胃腸をいたわる
食べ過ぎの時は胃腸をいたわるのが最優先。食欲がない日は無理して食べない方が胃腸のためになります。
常温の水や白湯などをこまめに飲んで、水分が不足しないようにすれば、これだけでもデトックスになります。
食物繊維をしっかり摂って腸内環境を整える
BBQなどで肉ばかり食べていた…という方は便秘になっていませんか? 腸内環境が崩れているかもしれません。そんな方は、食物繊維の多い食材を積極的に摂取しましょう。
納豆、オクラ、長芋などのねばねば食材や、れんこん、にんじん、大根などの根菜、きのこ、海藻、乾物、大豆製品などがおすすめです。
デトックス料理ってどんなもの?
美容と健康に関するキーワードとして、最近ではすっかり定着した感のあるデトックス。英語の「detoxification(解毒)」の略で、日本では体内に蓄積した添加物や老廃物、活性酸素などを積極的に体から排出し、内側から綺麗にする大掃除、というようなニュアンスで使われています。
いくつか方法があるデトックスの中でも、野菜や果物をはじめとするさまざまな食材の栄養に助けてもらい、体が本来持っている排出機能を高めようとするのがデトックス料理です。毎日の食事こそが私たちの体を作っているわけですから、とっても自然な方法ですよね。
人間の身体には、老廃物を排出する機能はもともときちんと備わっています。でも、生活習慣の変化やストレスなどによって、その能力が気付かないうちに低下していることも。体の不調を感じるときは、運動不足や睡眠不足などほかの原因がないかを考えながら、自分の体に今足りていない栄養素を食事で美味しく補ってみましょう。便秘や冷え、むくみ等の困った症状も、不要な水分や老廃物をすっきりさせて血流が改善すれば、ずいぶん楽になるかもしれません。
体にどんな効果を与えてくれるの?
デトックスによって老廃物を体の外に出すことで、以下のような効果が期待できると言われています。
・新陳代謝が活発になり、血液やリンパの流れを促進する
・免疫力を高める
・自律神経を整える
これらの効果は、結果的に老化防止や肩こり、冷え症、便秘、むくみ等の解消、ストレスの緩和などに繋がります。
おすすめデトックスレシピ
大豆のしらすおろし
大根と大豆には食物繊維が豊富に含まれます。また、大根には胃腸での消化を助ける働きも。さっぱりとした味付けで、ごはんのおともにおすすめです。
【材料(2人分)】
大根…100g
大豆(水煮)…40g
しらす…大さじ2
醤油…小さじ1/2
黒酢…小さじ1/2
ビタミンACEで抗酸化作用をアップ
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEには抗酸化作用があります。
食生活が偏ると体内で活性酸素が増えて、体内が酸化しやすくなってしまいます。それに打ち勝つためにビタミンA、C、Eが豊富に含まれる食材を食べましょう。
また、紫外線でも体内の活性酸素が増えるので、連休中にアウトドアなどで紫外線をたっぷり浴びたという方も、抗酸化作用のある食材を積極的に摂取するのが良いですよ。
おすすめデトックスレシピ
にんじんとみつばのごまあえ
【材料(4人分)】
にんじん…1本
みつば…1袋
ごま…大さじ1
醤油…小さじ1
砂糖…小さじ1
顆粒だし…小さじ1/4
にんじんやみつばには、βカロテンやビタミンCなどが豊富に含まれていて、抗酸化作用があります。
さらに、和え衣に使っているごまにも抗酸化作用のあるビタミンEが含まれていますよ。
カリウムを摂取してデトックス&利尿作用
身体のむくみが気になるならカリウムを意識的に摂取してみては?
カリウムには体内の水分バランスを整える働きがあります。カリウムは野菜、いも、海藻、果物大豆製品など多くの食材に含まれています。
おすすめデトックスレシピ
長芋ときゅうりの梅昆布和え
長芋や昆布にはカリウムが豊富に含まれています。また、梅干しにはクエン酸が含まれていますが、クエン酸には疲労回復の働きなどがあり、連休明けでお疲れモードの時にぴったりです。
【材料(2人分)】
長芋…100g
きゅうり…1/2本
梅干し…1個
塩昆布…小さじ1
調味料からの油に注意
デトックスには調味料にも気をつけたいところ。胃腸が疲れている時は油の摂取量を控えた方が良いでしょう。
揚げ物はもちろんですが、炒め物も意外と油を多く使います。これらの調理法はできるだけ控えて、味付けはできるだけさっぱりしたものにするのが◎。
ドレッシングは自分で手作りすれば、油の量を調節できるのでおすすめです。