■多くの観客を魅了した元ブラジル代表FWロナウジーニョ
2000年代に独創的、華麗にしてどこかユーモラスでもあるプレーで世界中のサッカーファンを魅了した。
2015年に母国のフルミネンセでプレーしたのを最後に無所属の状態が続いたあと、2018年1月に現役引退を発表した。
■「第二の人生」では様々なトラブルを起こしている
引退後は、世界各地で行なわれるサッカーやフットサルの記念試合や各種イベントに参加し、華麗な足技でファンを楽しませていた。
一方、私生活では夜遊び好きで、これまでに稼いだ莫大な金を盛大に使ってきたほか、数々のトラブルを起こしている。
■例えば…
女性関係
2012年からあるブラジル人女性と同棲していたが、2016年から別の女性とも交際を始め、3人で一緒に住んでいた。
ブラジルでも重婚は禁じられているが、「事実上の重婚状態にある」と物議を醸した。
その後に破局
政治問題
昨年のブラジル大統領選挙で極右政党のPRBに加わってボルソナロ現大統領の支持を表明し、古巣バルセロナから批判を受けた。
さらに、ブラジル人歌手のジョルジ・ヴェルシーロとデュエットで、母国の腐敗を批判する内容の楽曲をリリースしている。
■そして近年、多くの注目を集めているのが”この騒動”
ポルトアレグレ郊外の土地を購入して桟橋などを建設
故郷ポルトアレグレ郊外の大きな湖のほとりに、兄で代理人を務めるアシスと共同で890ヘクタールの土地を購入。
2009年、敷地内に全長142mの桟橋を建設し、橋の先端に船着き場と魚釣り用のスペースを設けた。
これが「違法」に
しかし、湖の一帯は環境保護地区に指定されており、市はこれらの建築物を違法とみなして撤去を要請。
ここで素直に従っていれば何の問題もなかったが、兄弟はこの要請に従わず、監察官の立ち入りも拒否した。
市は2人に対し罰金の支払いを命じた
2015年、地方裁判所が兄弟に桟橋の撤去と罰金80万レアル(約2080万円)の支払いを命じる判決を出した。
しかし、兄弟は支払いを拒否したため、罰金は利子を含めて850万レアル(約2億2000万円)まで膨れ上がることに。