■キュウリしか入ってないサンドイッチ。だが美味い
きゅうりだけのサンドイッチを初めて食べた時は、衝撃でした。
不安になるほどのシンプルさだ。だってキュウリだけだよ!? いや……しかし、ここは英国貴族の舌を信じたい。
スッキリした酸味がきいたキュウリ、そしてまろやかなバターがシュワシュワッとお口のなかで渾然一体となっていく
■もとは19世頃に英国貴族の間で人気だった紅茶のお供
まぁ、キューカンバーサンドって聞くところによると、美味い美味くないじゃなくて流通網が未発達で生野菜なんて食卓に上がらない時代に、「ま、うちは農園とか持ってるんで生のきゅうりとか出せますけどね」って貴族同士でマウンティングするためのアイテムだったらしいんですけどね。
英国では気候的にきゅうりの栽培が難しく、とても高価な野菜だったそう
新鮮なキュウリを口にすることが出来るのは、高価な輸入野菜を購入できるか、温室設備を持ちキュウリを栽培することができる裕福な層や、貴族層のみ
■紅茶に合う「キューカンバーサンド」を作ってみよう
キュウリだけのサンドイッチでは商売にならないとみえてコンビニやスーパーでも全く見かけない 。 意外な美味しさを味わうには自作するしかない
材料:
角食パン(10枚切り)
バター(食塩不使用)
きゅうり
白ワインビネガー
塩、白こしょう
point①パンの耳はいらない
point②なるべく薄いパンが良し
point③使うのはバター ! マヨネーズではなく!!!
ティーサンドは、パンと単一の食材のシンプルな組み合わせなので、バターの存在がとても大きいのです。パンに塗るバターの量も、他のサンドイッチに比べると多め
point④きゅうりの扱い