■厚生労働省、スマートドラッグの規制に乗り出す
国内に出回る種類や健康被害の実態はわかっていないが、同省研究班の2007年の報告では、扱う個人輸入代行業者が多数、確認されている
今後、スマートドラッグの種類をリスト化したうえで、医師の処方箋がない場合は、原則、個人輸入を認めない方針で、22日の有識者会議で議論する
■ところで「スマートドラッグ」ってどんなもの?
その定義は広く、DHA(魚油)のような食品から、リタリンやモダニフィルなどの処方箋が必要になる向精神薬までが含まれる
■起源は海外発祥?
もともとは1990年代後半にアメリカの大学生の間で流行したもの
脳神経系の薬の中で勉強効率の向上に使えそうなものが『スマートドラッグ』と呼ばれて拡散していった
海外ではドラッグストアなどで市販されていて、簡単に入手できる
■今では様々な方法で日本にも流通している
医薬品の通販サイトなどで取引されている“スマートドラッグ”
日本の医薬品医療機器等法(旧薬事法)は、覚せい剤や大麻など違法薬物や、自己判断の服用が重大な健康被害を招く恐れのある一部の指定医薬品以外であれば、「個人の輸入」を認めている
1箱30錠から50錠で3000円程度。ものによっては5000円を超える薬もあります
■近年、若年層でスマートドラッグの服用が広まりつつある
受験生や資格取得の為などで勉強する社会人の間でスマートドラッグ(スマドラ)を使用するのが、ブームになりつつあります
国民生活センターなどにも、「高校生の娘が、集中力が上がるという薬を飲んでいる」などの相談が寄せられているという
■果たして個人の判断で服用して問題はないのか?