「心の痛み」と「身体の痛み」は一緒!?科学で分かった脳の真実


◆人は疎外感を痛みで表現する

物理的刺激があるわけでないのに、「痛み」という比喩を使う。心が痛むのは人類共通の症状のようで、多くの言語に共通して存在する。

◆実は本当に身体と同じ痛みを感じていた!

「脳は、社会的な痛みを肉体的な痛みのように感じます。心を傷つけられることは足を折られることと同じなのです」

周囲の人から拒絶された時の,いわゆる心の「痛み」には,身体の痛みと共通するメカニズムがある

◆実験で科学的に研究された

被験者には、「3人でバレーボールのテレビゲームをやってもらいます。」と告げます。

はじめは皆でボールを回しながら楽しんでいるが、ある時、相手の2人からボールを回してもらえなくなる。

すると、痛みに反応するのと同じ脳の部位が活性化した

脳が痛みを感じる部位は、肉体的な苦痛を感じた場合にこの痛みを処理するために活性化する部位と同じであることが判明

疎外感が強ければ強いほど脳の肉体的苦痛を処理する部位はより活動的になっていた

◆どうして孤独で痛みを感じる?

もともと痛みは、危険から身を守るためにあると考えられています。

孤独になると脳に緊急信号が送られ、「群れへ帰れ!仲間にかまってもらえ!」と指令が下った

◆あなたの身体の痛みも、心の痛みが原因かも